「狂気と正気の境目について」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第581回「狂気と正気の境目について」
“あの頃は気が狂っていた”と白状する安田。
でもその頃の自分に憧れる自分もいるそうです。人間って複雑ですね〜
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

結露が苦手です。金子あゆみです。

安田

結露が得意な人っているんですか?

金子

いやー、そうっすね。そう言われると。

栃尾

コップの結露とか、膝元にバチャバチャ落ちても気にしない人いますね。

金子

あ、全然ダメですね。

栃尾

私もすごいダメ。

金子

ぎゅぎゅって毎回全部拭いてます。私。

栃尾

わかる。

安田

結露にもよりますよね。僕は満員電車のおじさんの息でできた結露が1番苦手です。

金子

あー、そんなの好きな人はいない(笑)

安田

「だけどおじさんの私」っていう現実。

栃尾

カッコ自分も含むみたいな。

安田

周りは自分のこともそう思ってるだろうなって。

金子

ウケる。

安田

もう存在を消してしまいたい今日この頃です。で、今日のテーマはですね、そのような私が考えている狂気と正気の境目について。

栃尾

気が狂ってる状態と正気の状態の境目ってことですね。

安田

そうそう。なぜこんなことを考えてるかって言うと、会社経営をやってた頃の自分は「気が狂ってたな」って思うわけです。

金子

え!?

安田

正気じゃなかったなと。

金子

おぉ。

安田

だから会社が潰れたとも言えるし。その反面、頭がおかしかったから会社が成長したとも言えるんです。

栃尾

うんうんうん。なるほど。

安田

だけど当時は「自分の頭がおかしい」とは思ってなかったんですよ。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

自分はまともで、世の中の方がおかしいと100%信じていました。

栃尾

へー。

金子

おお。

安田

「自分がやってることは間違ってない」って確信してやってたわけです。

栃尾

はいはい。

安田

でも会社潰れちゃって、反省して、「やっぱ当時の自分はちょっとおかしかったな」ということが分かり、今はかなりまともになってきました。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

だけど「なんかつまんないヤツになったな」っていう気持ちもどこかにある。

栃尾

うんうん。

安田

世の中的には今の方が正気だと思うんですけど。「今の方が好きです」「接しやすくなった」って言ってくれる人も多くて。

金子

あら!

安田

だけど気が狂ってた自分や、それを100%信じられた当時の自分に、ちょっと憧れるところもあるわけですよ。

栃尾

うん。

金子

すごい。

安田

戻りたいってわけじゃないんですけど。狂気から正気になって、また新しい狂気に触れてみたい、なんて考える今日この頃です。

金子

えー素敵じゃないですか!

安田

妻に相談したら「まだやめといて」って言われました。まだ子供が3歳なので。

栃尾

なるほど。子育てにはちょっと不利かもしれませんね。

金子

すげぇ、かっこいいですね。

栃尾

でもおっしゃってることはわかるというか。私の知り合いに数学の研究者を目指してた人がいるんですけど。昔の数学者の伝記を読んで「自分にはこんな狂気はない」と思って諦めたと言ってました。

金子

あー。

栃尾

狂気じゃないと成し得ないものがあるというか。

安田

ほんとにね。

栃尾

はい。

安田

だけど狂気って客観的に見れるようになると、その瞬間に解けるんです。

栃尾

はいはいはい。

金子

えー!

栃尾

ゾーンと一緒ですねスポーツの。

安田

ゾーンと呼ぶべきなのか。100%信じているからこそ、無謀なところに一歩踏み出せるわけで。

栃尾

あると思います。

安田

まあ、そう考えると、気が狂いたいわけではないんですけど、新しい境地を見つけ出せないかなっていう。

栃尾

でも一旦周りが見えちゃうと、見えなかった時に戻ることができない。

安田

その通りですね。知識も経験もないからこそできることがある。

栃尾

うん。

安田

1回知ってしまうと元には戻れないので。

栃尾

やっぱりもう1度人間をやるしかないんじゃないでしょうか。

安田

それはちょっと。もう人間は卒業したい。

金子

終わらせたいって(笑)

安田

新しい人生ではなく、新しい狂気の領域を見つけたいわけですよ。

栃尾

はいはいはい。

安田

狂気から正気に来ましたので、また別の世界に行ってみたい。

金子

それは今じゃないすか。狂気も知って、正気も知ってるから。

安田

そうかな。

金子

なう。

安田

井上尚弥さんっていう、すごく強いボクサーがいるの知ってますか?

金子

いや。

栃尾

知りません。

安田

とてつもなく強いんです。世界中の強いボクサーをバンバン倒していくんです。

金子

えー、すごいね。

栃尾

何級とかわかります?

安田

今はたしかスーパーバンタム級だった気がします。

栃尾

けっこう重い?

金子

そうだ、重い?

安田

いや、軽量級ですね。

栃尾

あ、そうなんですね。

安田

ボクシング経験者の人が教えてくれたんすけど。どんなに強い選手でも1回KO負けすると癖になるんですって。

栃尾

癖?

安田

ボクシングって相手のパンチよりほんの一瞬早く自分のパンチが届くから勝てるわけなんですけど。これって結構なリスクを背負ってギリギリの戦いなわけですよ。一瞬でも躊躇すると相手のパンチの方が届いちゃうじゃないですか。

栃尾

うん、なるほど。

金子

あー。

安田

でもそんなことを考えちゃうとパンチが打てなくなってしまう。

金子

おー、すげぇ。

安田

それを聞いて「ちょっと似てるな」と感じたわけです。一回会社を潰すと今までできていたことが出来なくなって。

栃尾

怖さが勝っちゃうみたいな。

安田

そう。リスクを計算しちゃうんです。もしこうなったらどうしようかと考えちゃう。

栃尾

はいはいはいはい。

安田

だから分野をズバッと変えちゃうのがいいんじゃないかと。たとえばボクシングの次に陶芸家になるみたいなイメージで。

金子

え〜、いいですね。

栃尾

うんうん。

安田

僕は陶芸家になりたいわけじゃないんですけど(笑)

栃尾

確かにそれはあるかもしれませんね。

金子

へー。

安田

皆さんは「自分は気が狂ってるかも」みたいな経験ありますか?

栃尾

まあ、私はちょっとバレー狂いかなとは思っているんですけど(笑)

金子

ちょっとじゃない(笑)

栃尾

正気はまだあるつもりではいるんですけど(笑)でも、正気をなくすほど何かにはまるっていうのを定期的に繰り返してた人生でした。

安田

へー。

金子

えー!

栃尾

多分だんだん狂い具合が弱くなっていくんでしょうけど。

安田

今日のテーマは「狂気と正気の境目」ですけど。結局正気なんてものはないんだと思うんです。その時信じてるものが正気なんですよ。僕も気が狂ってた時はそれが正気だったので。

栃尾

あー、はいはい。

金子

ああ、そっか。

安田

それを周りから見ると狂気に見えるっていうことで。

栃尾

うんうん。

安田

多分、種類の違う正気があるだけなんでしょうね。

栃尾

どうなんですかね。

金子

面白い。

安田

世の中で「これがまともだよね」って言われてることが、案外まともだとは限らなかったりするじゃないですか。いろんなことが。

金子

偏見?

栃尾

はい。偏見とか固定概念。

安田

偏見もあるし、常識が根底からガラガラと変わったり。

金子

うん。

安田

ということで、もう時間となってしまいましたので、栃尾さんにまとめていただきましょう。

栃尾

狂気も正気もないっていう結論でよろしいでしょうか(笑)

安田

ありがとうございました。では本日は以上です。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

栃尾

本日も番組をお聞きいただき、ありがとうございました。私たち3人とリスナーさんとでギブの実験室というオンラインサロンをやってます。参加したい方はキャンプファイヤーで検索するか、境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2023年11月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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