【vol.257】2023年のソーシャルメディアのトレンド(従業員アドボカシー)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週に引き続き「2023年のソーシャルメディアのトレンド」をピックアップします。

今週の記事はコレ
11 social media trends you need to know in 2023
2023年に知っておくべきソーシャルメディアの11のトレンド
(https://sproutsocial.com/insights/social-media-trends/)

Sprout socialというUSの会社が寄稿している記事が勉強になったので、11のトレンドをリスト化します。

1. “Edutainment” content will rule
2. Businesses will put more money behind video production
3. BeReal will be a turning point for brands
4. Businesses will experiment with emerging (and re-emerging) networks
5. The creator economy will continue to blossom
6. Employee advocacy will be the social media trend to talk about
7. How brands talk about sustainability will change
8. Social customer care will become a vehicle for surprise and delight marketing
9. Social and legal will be the strategic duo no one saw coming
10. Social commerce will get up and dust itself off
11. We’ll see exciting metaverse brand activations

 

今週は「6」を見ていきます。

6. Employee advocacy will be the social media trend to talk about
(従業員アドボカシーはSNSのトレンドになる)

In 2023, brands will tap their workforce to become creators.
Employee advocacy has been a hidden social media marketing gem for quite some time. This year, thanks to a costly paid ad environment and declining organic reach, it will step into the spotlight.

2023年、ブランドは自社の従業員をクリエイターに仕立て上げる。
従業員アドボカシーはこれまでも、影ながらソーシャルメディアマーケティングの隠れた宝の宝庫だった。
今年は、コストのかかる有料広告環境とオーガニックリーチの減少のおかげで、従業員アドボカシーがスポットライトを浴びることになる。

Employee advocacy(従業員アドボカシー)とは「社員が広告塔となって会社や自社ブランド・商品・サービスを社員自身の影響力を使って宣伝すること」です。

昨今は、広告会社や広告サービスに支払う広告費が高くなり、検索でのリーチも下がってきているという業界の構造的な変化も相まって、このEmployee advocacyに頼って、自社およびブランドを広告しようとする動きが活発になってきているということです。

Employee advocacyって横文字でいうと、なんか「理論的でかっこいい」感じですが、要するに「社員が自分のSNSで自社の商品を宣伝することを、会社が推奨(強制?笑)」するわけですから、なんかそんなにシュッとした話ではないですよね。。。

ちなみに、Employee advocacyを活性化させるために社員が導入すべき「アプリ」とか「システム」とか「ツール」の類も欧米では結構出ているようで、Employee advocacyのアプリを自分のスマホに強制的に入れさせられて、SNSでの発信を促されたらたまらないですねw

あ、上記は完全に個人的な感想でして、この原文が言っていることを再掲すると「今年はEmployee advocacyが自社ブランドを発信する重要なトレンドになるよ」ということです。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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