人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
【新連載】第1回 従業員満足度研究所を設立した理由

ということで、今回から従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら せいどう)さんとの対談がスタートです。よろしくお願いします!

社名通り従業員満足度について研究して、その知見やノウハウを経営者さん中心にお伝えしています。具体的には、従業員満足度向上支援コンサルティング、日刊の有料メルマガ配信、オンラインサロンの運営などですね。

そうなんです。「藤原清道の経営・マネジメント論」というYouTubeチャンネルを運営しています。あとはイベントに登壇したり、セミナーを開催したり、地方ツアーを企画して参加者さんとお話をしたり。

YouTubeも見ていただけると嬉しいですが、まずはメルマガに登録いただくのがいいかもしれません。1ヶ月間は無料なので、お試しいただければ(詳細はコチラ)。

それが、違ったんです。そうやって従業員が少なくなる中、最後の方まで残ってくれていた古参のスタッフがいましてね。その人にある日突然言われたんです。「藤原さん、どうして皆が辞めていったかわかるか?」と。

ええ。私自身もそれが当然だと思っていた。仕事なんだから辛くて当たり前で、「取引先でこんな楽しいことがあった」なんて発言が従業員から出れば、「仕事のくせに楽しいとは何事か」なんて言ったりしていましたから。

いやいや、紆余曲折ありました。まずはとにかく情報収集ですよね。経営セミナーに参加してみたり、ビジネス本を読んでみたり。ああ、ワイキューブのことを知って安田さんの本を読んだのもその頃です。

仰るとおりです。ああ自分はこれまで、自分のことだけ考えて経営をしてきたんだなと痛感しまして。いくら利益が得られようが、一緒に働く人が幸せになれない事業に意味なんてないじゃないかと思うようになりましたね。

本当にいろいろなことをしましたねぇ。理念を作ったり、クレド(従業員の行動指針)を決めたり、もちろん採用についてもイチから考え直しました。自分たちの事業や風土に合うのはどんな人かを真剣に考えて、採用活動にも真剣に向き合って。

そういうことです。そしてキーはやっぱり「従業員満足度」だなと思い、やがて従業員満足度研究所株式会社の設立に繋がっていくわけです。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。