この対談について
健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション（総括的栄養学）研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。
第30回 3ヶ月毎に血液検査をオススメする理由
第30回 3ヶ月毎に血液検査をオススメする理由
先日久保さんがやられている『血液栄養分析ワークショッププレミアム』に参加させていただきました。このプログラムの中には、自分の赤血球を見せてもらう工程があるんですよね。
ええ、指先から一滴だけ血を採取させてもらって、その場でモニターに表示します。「動いている自分の赤血球を見られる」ということで、すごく好評いただいてまして。
私は今58歳なんですが、思っていたより健康だって言われて安心しました（笑）。正直なところ、赤血球なんて本当にあるかどうか自信がなかったので（笑）。
笑。でも実際、自分の赤血球を見たことがある人なんてあまりいないですよね。実際にご覧になってどうでした？
なんだか不思議な感じでしたね。赤血球が体調で変形するというのは聞いたことがありましたが、あんなにトゲトゲになる赤血球もあるんだと驚きました。
コンペイトウのような形ですね。あれは私もさすがにあまりお目にかかることはないですが（笑）。ヒトデくらいの形になった赤血球は、わりとよく見ますよ。
へぇ、そうなんですね。それにしても、どうして赤血球は変形するんですか？
ヒトデ型はストレスの影響ですね。以前「前日にものすごい夫婦喧嘩をした」という方がいたのですが、ものの見事にヒトデ型の赤血球がたくさんありました（笑）。
笑。ということは、コンペイトウ型はさらにひどいストレスを受けた場合ですか？
いえ、そちらはカラダにとって毒となるものが入ってきた場合が多いです。化学薬品を摂りすぎている時などですね。立体的にトゲトゲになってしまって、もはや赤血球の体を成していません。
私、ヒトデ型の赤血球がちらほらとあったんですが、「俺はもう終わりだ…」というくらいショックでしたよ（笑）。
大丈夫ですよ、アレくらいなら軽い方ですから（笑）。
安心しました（笑）。ところで先ほど夫婦喧嘩をしたくらいでも赤血球は変形すると仰っていましたが、そんなに簡単に影響を受けてしまうんですね。
もちろん必ずしも夫婦喧嘩をしたら赤血球が変形する、とは言えませんが（笑）、ほんの1日2日でガラッと変形してしまうケースはありますね。すごくキツいスポーツをした場合もかなり形が変わりますし。
へぇ！ ハードな筋トレとかですか？
ええ。あとはマラソンとか。キツい運動をすると活性酸素がたくさん出るんです。その影響を受けて赤血球も変形してしまうんですよね。
なるほど。ということは、必ずしもスポーツが健康に良いとは限らないと。
1日1回の息が上がるくらいの運動は、心肺機能も向上して良いんですけど。その息切れした状態を長時間持続させるのは、結局カラダに負担をかけていることになってしまうので。なんでも「適度」がいいんです。
そういえば、私と一緒に検査を受けていた女性の方は、赤血球がくっついて塊のようになっていました。
ルローですね。そちらは主に消化不良が原因だと言われています。
確かにその女性は「お腹があんまり強くない」って言っていました。それにしても、赤血球を見るだけでそこまでわかるなんてすごいですね！
そうなんですよ、面白いですよね。
ルローについてもう少し具体的に教えてもらってもいいですか？
もちろんです。そもそも赤血球というのはマイナスに帯電していています。つまりマイナス同士反発しあっている。ですから通常であればスムーズに流れていくわけですね。
ふむふむ。
ところが消化不良で分解されなかった大きい分子のタンパク質などは、プラスに帯電しているわけです。だからその大きい分子が、マイナスに帯電している赤血球を引き寄せてしまうんです。
つまり赤血球同士がくっついているわけではなく、消化不良のタンパク質が糊のようになって、赤血球同士がくっついているように見えると。
まさに仰る通りです。血液にそういう塊がなかった安田さんは、つまり消化は問題ないということが証明されたわけです。
ああ、良かったです（笑）。ところで今回、採血をすると聞いていたのでものすごく覚悟をして行ったんです。絶対痛いと思って。でも一瞬のことすぎて何が起こったかわからないうちに終わりましたね（笑）。
笑。そこを心配される方も多いんですが、実際は指先にチクッと針を刺して1滴採血するだけなんです。だけどその1滴から得られる情報量が半端ない、と。
仰るとおりですね。もうこの検査は絶対に、すべての人が受けるべきだと思います！ 一般的な血液検査では、あそこまで詳細にはわかりませんから。
チェックする視点が違う感じですよね。たとえば「赤血球が100個あれば健康です」というのが一般的な血液検査。これは「量」を見ています。でも私たちのやっている『血液栄養分析』では、赤血球自体を詳細に見る。つまり1個1個の「質」を見ています。酸素や栄養を運ぶ能力がどれくらいあるのか、とか。同じ100個でも運搬能力が100％か50％かでは結果が変わりますよね。
なるほど。私も実際に自分の血液状態を見たことで、オススメされたゴボウ茶を飲み始める気になりました（笑）。
早速、食生活を変えられたんですね。素晴らしいです！
そう考えると、この検査は定期的に受けた方がよくないですか？ 食生活を変えて、ちゃんと赤血球が正常に戻っているのか、確認した方がいい気がします。
そうしていただいた方が尚良しです。赤血球は毎日少しずつ変わりながら、大体3ヶ月で入れ替わると言われています。だから例えば全ての赤血球が歪んでいた場合でも、1ヶ月間ストレスの少ない環境で過ごせたら、全体の3分の1くらいはキレイなまん丸の赤血球に置き換わっているはずです。
なるほどなぁ。ではセミナーでアドバイスしていただいた食生活や適度な運動を続けた上で、3ヶ月毎に血液チェックを受ける。そうすれば変化や効果がしっかりと確認できるというわけですか。
そういうことです。ですから私からも、「定期的に受けられるといいですよ」というお声がけはさせていただいております。
そんな『血液栄養分析ワークショッププレミアム』、おいくらでしたっけ？
私の行うセミナーと、20年以上のキャリアがある看護師さんからのアドバイスもついて、8800円で受けていただけます。
私も実際に受けたからこそ言いますが、本当にこれ、みなさん受けられたほうがいいですよ！
対談している二人
久保 光弘（くぼ みつひろ）
健康人生塾 塾長／ホリスティックニュートリション研究家
仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。
安田 佳生（やすだ よしお）
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク（BFI）代表。
