「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第56回 幸せの味「ベニエ」の専門店、始めます

以前、中辻さんから飲食業界に進出するつもりだというお話を聞きました。その後、進捗状況はいかがでしょうか?

そうでしたか。マメノキカンパニーの決算もあってお忙しかったですもんね?

「ベニエのお店をやる」って言うと、だいたいの方はそういう反応です(笑)。ベニエというのはフランス語で「揚げた生地」という意味なんですけど、すごくわかりやすく言うと「揚げドーナツ」のようなものです。

日本などで見る丸型とは違って、正方形がほとんどですね。イーストが入った生地を発酵させて、それを薄〜く伸ばして真四角に切って揚げるんです。そうするとプクッと膨らむんですが…そうですね…あ、お座布団みたいな形です!(笑)

笑。実は一時期、『カフェ・デュ・モンド』というお店が流行ったんですよ。青葉台にあったカフェもそれだったんですけど。そこがベニエを出していたんです。

そうです(笑)。私みたいに「またベニエを食べたいなぁ」と思っている方にはもちろんのこと、安田さんのように「ベニエって何?」という方にも、その美味しさを知ってもらいたいなと。それでベニエ屋さんをやることにしました。

ちなみに集客はポスティングでするんでしょうか。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。