母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第21回 Refineショップ成功の秘訣は「お客様の物語」への共感力

「Refineショップ」のお仕事ってすごく魅力的ですよね。体力的にも精神的にも健康でいられるお仕事なんだろうなと。

なるほど。逆に「一人でコツコツ作業をしたり、静かに本を読んだりするのが好き」というタイプには合っていそうです。むしろ「人に囲まれたり賑やかな環境にいたりするのがストレス」くらいの人の方がいいかもしれませんね。

前に聞いた話なんですが、看護師さんもそうみたいですね。素人考えだと、ホスピタリティに溢れていて自分から積極的にお世話しにいくような人の方がいいように感じますけど、実際はそういう人だとむしろ患者さんに負担がかかっちゃうんですって。

特別ないんですが、「ジュエリーに全く興味がない」という人は難しいかもしれませんね。「お客様がなぜリフォームや修理をしてまでそのジュエリーを使い続けたいのか」という一番大事な部分がピンと来ないでしょうから。

うーん、そうですね。広げすぎというより、微妙に路線がずれる気がします。単に販売するだけではなく、加工や修理のディレクションがメインなので、「作ることが好き」という人の方が向いてるんじゃないかな。

そうですそうです。そういう人はすごくいいと思いますね。というのも宝石、というか石が好きすぎても難しいなと思うことがあって。世の中には「石が好きな人」ってけっこういるんですよね。石そのものに興味があって集めているような方が。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。