この記事について
自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。
『氵(さんずい)』赤の構想画|深い青に激しい赤色を入れたいと発見したスポーツ整体トレーナーNさんの場合
「使い古された安ものっぽいビジネスの「マインド」「方法」は、
今の世の中そこらじゅうにありますが
門間さんのセッションは、格調高く核心に刺さりました。
今回のセッションはビジネスコンサルそのものの内容だったのですが
門間さんの「真骨頂」っていくつあるの?と圧倒されました」とNさん。
ビジネスマインド、マインドセットが重要だというのは、確かによく言われます。
1人1人が無意識に持つ「考え方のクセ」。どのような考え方をするかで、同じ物事に対しても「受け止め方」や「その後の成長」が大きく変わってしまう。しかも、自分がどんな考え方の癖を持っているのか、を多くの場合意識できない、と言われています。
大人になるまでに身につけたもの、その後は、会社などで身につけたものなど、生活の中で習慣づけられているので、自分では<自分がどんな考え方をしているのか>自覚できずらいものなのです。考えが、行動を生み出すので、考えの癖は、そのまま、行動の方向性を形作ることになります。
この癖、を、美術の視点で洗い出し、言葉で解説するのがセッションとなります。芸術的な視点からの気づきを得られます。つまり、とても抽象度が高く、解像度も高い、真実や本質をぐさっとつきます。
画家は、言葉で解説するのが苦手と言われますが、私は美大卒業直後から自分で描いたものを内省して言葉にし続けてきたので、クライアントに伝えることができます。
以前の記事(https://brand-farmers.jp/blog/order-075/)にて紹介した、描く技術の応用のセッションにて文学少女の【心の封印】が解かれたNさん。
本当に毎日眺めたい絵は何か?
どんな絵を見ることで、元気に過ごすことができるか?
毎日眺めたら、在りたい自分で在ることができるのか?
独自のセッションで、気づきとともにオーダー絵画の内容が移り変わっていくのですが、Nさんの絵の内容変化は劇的でした。
穏やかな青いグラデーションの絵から始まったのに、絵の具が盛り上がるくらい激しい真っ赤に引き寄せられたのです。
「使い古された安ものっぽいビジネスの「マインド」「方法」は、
今の世の中そこらじゅうにありますが
門間さんのセッションは、格調高く核心にぐっさり刺さる感じで
ついつい方向性を失いそうな私に「ここ!」という旗を立てる穴が空けられた感じです。
たとえば、この1年くらいの私は(コンサルさんの指導もあって)、顧客に分かりやすい平易な表現に徹していたのですが、そこに甘んじて理論的な背景をぼやけさせていたことが、今回のセッションでハッキリしました。(うまく言えないのですが、プロとして「平和ボケ」していました。)
また、講師業にしても、これまでは依頼者に合わせて組み立て講演するのが私のやり方でした。
しかしながら、それらの状態は、私自身のプロたる矜恃もぼやけさせ、結果的に望まない層の顧客を引き寄せることと繋がっていました。いわば、プロと名乗って仕事をする人間、また起業家としてのスタンスに喝を入れられた感じです。
そんなことも分かってなかったのか?…と言われそうですが、「仕事を持つ主婦」から少しずつ開拓してきた私にとって、次のステージに行くために必要な気付きを、じゃあどうしたらいいかの実践的なサジェスチョンとともに、今回の門間さんに教えてもらいました。
この夜のセッション後、眠れないくらい頭が冴えました(笑)
眼もカッと開いたようで、発信したいとうずうずしています」
今までテーマの中心になるように準備してきた、
穏やかだった青い構想の作品群は、
セッションしていくうちに、傍に片つけられていきました。今までの飾りたい絵のイメージがNさんの頭の中から拭い去られたのです。
魂により深く響く、新たなオーダー絵画のテーマの誕生でした。
この後に、だんだんとNさんだけの龍、が形になっていくのですが、
それはまた別の物語です。
著者の自己紹介
ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。
今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。
人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。
人生
の節目には様々なテーマが訪れます。
経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。
こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。
でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。