第121回 中辻麗、エジプト考古学を学ぶ!

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第121回 中辻麗、エジプト考古学を学ぶ!

安田

中辻さん、前回の対談で「今から大学に入って学び直したい」って仰っていたじゃないですか。具体的には何を学びたいと思っているんです? 仕事に直結するような、マーケティングや経済関連ですか?


中辻

いえ…エジプト考古学です(笑)。

安田

エジプト?!(笑) それはまたどうして?


中辻

ピラミッドの全貌しかり、エジプトの歴史しかり、まだ解明されていない謎がたくさんあるじゃないですか。それを世界中の考古学者さんたちがあの手この手で新事実に迫ろうとしているって…なんかロマンがあると思いません?(笑)

安田

なるほど(笑)。でも実際そうですよね、発掘技術もどんどん発達していて、これまで真実だとされていたことが覆ったりもして。


中辻

そうなんですよ。何千年も経ってるのにまだ新事実が判明してくるなんて、どれだけ奥深いんだろうと。それに遺跡発掘ってものすごくお金がかかるわけで、そうまでしても謎を解明したいと考える人間の好奇心にも興味があって。

安田

お金をかけて発掘しても何かが見つかる保証はない、それでも掘り続けてしまう考古学者の信念に惚れ込んでいると(笑)。…もしかして中辻さんご自身も発掘をしたいわけですか?


中辻

そうですね、いつかはしてみたいかも(笑)。とりあえず本物のピラミッドを見たいと思ってエジプトツアーもいろいろ調べているんですが、社会情勢的にあまりよくないのもあって、まだ実現できていなくて。

安田

は〜、そうなんですね。じゃあ今は日本でエジプトやピラミッドについて調べていたりするわけですか。


中辻

そうですね。勉強というほどでもないですが、気になったことはすぐに本やネットで調べてますね。例えば最近だと「ツタンカーメンが実はエジプトの歴史の中ではさほど偉大な人物ではなかった」っていうことを知りまして。

安田

そうらしいですね。そのおかげでツタンカーメンのお墓は、盗掘されることなくきれいな状態で残っていたとか。


中辻

そうなんですよ。ともあれそういう貴重な遺留品から「当時はどんな生活をしていたんだろう」「どんな人物だったんだろう」と思いを馳せるのが楽しくて、せっかくなら専門的に学んでみたいなと思ったんです。

安田

なるほど。でも「ロマン」という意味ではもう少し距離的に近い、徳川の埋蔵金とか卑弥呼の墓にも感じられそうですけど(笑)。


中辻

…うーん、あんまり興味ないですね(笑)。なんて言うのかなぁ…エジプトのお墓ってすべてが壮大じゃないですか。ピラミッド自体もものすごく大人数で時間をかけて作っていたでしょうし、大きな石から棺を作り出していたり、たくさんの壁画が描かれていたり…。

安田

確かにそうですね。そういう意味でも文化的・政治的な成熟を感じますよね。何千年も前に、それだけのことを成し遂げられる権力を持ったファラオがいたってことですから。


中辻

そうそう。なんならファラオが即位した直後からピラミッドを作り始めていたっていう話もありますし。というかそもそもあんな大きくて重たい石を積み上げていった人たちは、どんな気持ちで働いていたんでしょうね? 今だったらたとえ時給高くても、絶対誰もやらないでしょ(笑)。

安田

確かに(笑)。私が子どもの頃は、ピラミッドは奴隷たちが作っていたという風に言われていたんですけど、実は最近、それは違うんじゃないかと言われていますよね。


中辻

そうなんですよ! お仕事として作っていて、ちゃんと報酬もたくさん与えられていたんじゃないかっていう説が出てきているんですって。安田さん、お詳しいですね。もしかしてピラミッドお好きですか?(笑)

安田

はい、実は私も大好きなんです(笑)。ちなみにピラミッドやスフィンクスって、最初に作られた時はもっと色鮮やかだったって言われているのも知っています(笑)。


中辻

さすがです(笑)。昔はピラミッドは真っ白で輝いていたとか、ピラミッドの上に太陽や星を象徴するような大きな石が置かれていたとか、そういうことを知っていけるのって、ロマンでしかないですよね!

安田

ええ、本当に。中辻さん、せっかくなので、新事業として「エジプト考古学ビジネス」をやってくださいよ(笑)。


中辻

あはは(笑)。ビジネスにつながるかどうかはともかく、まずは今後1〜2年の間にエジプトに行って、あわよくば発掘までしてきたいと思います!

安田

いいですね〜。いつか中辻さんのエジプト話を聞けるのを楽しみに待っています!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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