「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第121回 中辻麗、エジプト考古学を学ぶ!

中辻さん、前回の対談で「今から大学に入って学び直したい」って仰っていたじゃないですか。具体的には何を学びたいと思っているんです? 仕事に直結するような、マーケティングや経済関連ですか?

いえ…エジプト考古学です(笑)。

ピラミッドの全貌しかり、エジプトの歴史しかり、まだ解明されていない謎がたくさんあるじゃないですか。それを世界中の考古学者さんたちがあの手この手で新事実に迫ろうとしているって…なんかロマンがあると思いません?(笑)

そうなんですよ。何千年も経ってるのにまだ新事実が判明してくるなんて、どれだけ奥深いんだろうと。それに遺跡発掘ってものすごくお金がかかるわけで、そうまでしても謎を解明したいと考える人間の好奇心にも興味があって。

そうですね。勉強というほどでもないですが、気になったことはすぐに本やネットで調べてますね。例えば最近だと「ツタンカーメンが実はエジプトの歴史の中ではさほど偉大な人物ではなかった」っていうことを知りまして。

…うーん、あんまり興味ないですね(笑)。なんて言うのかなぁ…エジプトのお墓ってすべてが壮大じゃないですか。ピラミッド自体もものすごく大人数で時間をかけて作っていたでしょうし、大きな石から棺を作り出していたり、たくさんの壁画が描かれていたり…。

確かにそうですね。そういう意味でも文化的・政治的な成熟を感じますよね。何千年も前に、それだけのことを成し遂げられる権力を持ったファラオがいたってことですから。

そうそう。なんならファラオが即位した直後からピラミッドを作り始めていたっていう話もありますし。というかそもそもあんな大きくて重たい石を積み上げていった人たちは、どんな気持ちで働いていたんでしょうね? 今だったらたとえ時給高くても、絶対誰もやらないでしょ(笑)。

はい、実は私も大好きなんです(笑)。ちなみにピラミッドやスフィンクスって、最初に作られた時はもっと色鮮やかだったって言われているのも知っています(笑)。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。