人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第92回 人間は「能力の拡張」で、ここまで進化した

藤原さんのメルマガにあった「全ての技術は、人間の能力を拡張する試みである」という一文を読んで、まさにその通りだなと。

僕自身、以前からそう思っていたというよりは、ある時ふと確信したんです。あらゆるテクノロジーは、人間の身体的な限界を超えるために生み出されてきたんだなと。最近話題のAIも、人間の思考力や創造力を拡張するための、最も新しいツールだと言えるでしょうし。

人間って、他の動物と比べて肉体的には驚くほど弱いじゃないですか。牙も爪もないし、走るのも遅い。だからこそ人間は自らの身体を鍛えるのではなく、外部のツールを使って能力を拡張する道を選んだのかもしれませんね。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。