顧問税理士さんから、決算1年目は利益は出すなといわれた質問者さん。理由はゆくゆく税務署がやってくるから。実のところはどうなんでしょうか。本題前は、ラップと税理士洗脳教育について盛り上がります。(音声はこちら)
>>>大久保圭太氏のプロフィール
こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたしまーす。
お願いしまーす。
さあ、今日もいきたいですが、えーと……余談は?
余談はないけどさぁ……ラップ?
ああ、いまはやりの。何でしたっけ?
「ゼイムモクソモネエカラキキナ」。
最近、ちまたでよく聞きますけどね。
聞く?
どんぐりの評判がいいですけど。
どんぐり評判いいけど、応募は1件もねえよ(笑)何のためにやってんだって。
ハードル高くしすぎたんじゃない?
そうそう、なんか「ハードル上がった」って言ってた。
やっぱり。
(笑)
で、「うちの税理士さん、税理士コロコロみたいなんですよ」とか(笑)ホントのディスになっちゃったっていうね。
ぜんぜん目的達してないじゃないですか(笑)
そうなの。
採用ですもんね、あれ、ホントは。仲間を集めたかったんですよね、本質を語って。
そうそう。そしたら、「そんな本質は□#▲◎…」。
顔がかわいい、そのモゾモゾしてる感じ(笑)
なんかさ、YouTube見てたら「古くせえイメージ。10年前かよ」って…
あ、YouTubeのディスでしょ。
ディス来てるしね。
ありましたねぇ。
「10年前かよ」って、いや20年前だよ(笑)さんピン世代だよ、こちとら。
知らないって(笑)
これ、「ビートモクソモネェカラキキナ」をサンプリングしてるから。知らないの?
「ビートモクソモネェ」って、あの……
ILLMARIACHIの「ザ・マスタ・ブラスタ」ですよ。
あの、すげぇジャケットのやつですよね。
そうそう。あれ20年前だからさ、ちょうど。
そんな古いんだ。
そうそう。今年のうちの年賀状は、あのジャケット……まあ、これ見なきゃぜんぜんわかんないけど(笑)乗ってるターンテーブルを、まさかデザイナーが……
上から見た絵ですよね。
そうそう。横になってんのを上に起こして。
あれはいいわぁ~。
いいっしょ?あれ。あれ、質問くれた方にプレゼント(笑)
年賀状を?(笑)あれ、超かっこいいっすよね。
超かっこいいけど、たぶん誰もわかんないよ。
たしかにね。
「いま、なんでマスタ・ブラスタなんだ?」みたいな。
LINEでデザイナーの方が送ってきたとき、ちょっとゾクッとしましたもん。
かっけーと思ったよね。
感性狂ってますよ(笑)
うちのスタッフも理解できないぐらい(笑)
でしょうね。相当マニアックな人じゃないと。
だから20年前でした。ディス間違いだね、この人。こういうのいちばん恥ずかしい(笑)これ、フリースタイルでしゃべってんだね。
勝てないから。
勝てるって。
そんなに踏めるんですか?
この人にだよ?
あ、この人に?
うん。まあいいや。そういうのやっちゃいけない。
何がですか(笑)
いや、ディスの文化だから、まあいいのかなと思って。
そうですね(笑)はい。ということで……
いやぁ~。
「いやぁ」じゃない(笑)
さんピンCAMP懐かしいかったなあと思ってさ。
当時、だって、行ってる世代ですか?
20年前行ってるよ。
バリバリのころか。
雨の日比谷。
日比谷公園?
そう。皇居まで響かせた爆音だよ、ジブさんいわくね。ぜんぜん違う番組になっちゃうから、やろうよ(笑)
いやいや、いいじゃないですか。昔の話聞きたいわ。
やだよ(笑)
さんピン世代ですか?
さんピン世代だよ。
はい、じゃあいきましょうか。
いきましょうか。
じゃあ、早速まいりたいと思いますが、今日の質問です。起業して1年目です。年商5,000万、決算が1月で、このままいけば利益は順当に出そうです。今日の収録は12月なので、ちょうど来月ということですね。そのうえで顧問税理士から「1年目は利益は出ないほうが良い」と言われました。「1年目で利益を出すと、税務署が3年目にすぐ来ることが予想される」というのが理由でした。来ること自体に問題はないだろうと思うのですが、「3年目の軌道に乗ったタイミングで来られると事業へ集中しにくくなるから、初めは来ないほうがいいと思います」というような理由でしたが、あまりピンときていません。よろしくお願いいたします。
「よろしくお願いします」って何を?(笑)
何をですよね。
ピンとこないですよ、それ。何?
でも、この話よく聞きません?
あ~調査で俺さぁ思うんだわ、ちょっと。一言いうけどさ。
もの申しますか。
税務調査怖いから税理士雇ってんじゃねえの?
まあ、そうね。
じゃあ来たっていいじゃん(笑)おかしくね?言ってることが。だって、コソコソやんならべつに税理士いらなくね?
たしかに。
だって、べつに赤字で申告したってね。
そうね。べつに間違ってても……まあ、良くないけど。
「間違ったら来る」っていう理由のみで税理士を使うんであれば、決算書作ってもらうときに「間違えないでね。赤字でいいから税務署来ないように」って言えばいいわけで。
そうですね。
だから、もう本末転倒だよね。俺はその理由を知ってますよ、さすがに。
税理士の事情ですか?
そうそう……
ディスられたからでしょ!原因が違うじゃないですか(笑)
結構メンタル弱い(笑)
それは知ってます(笑)
その、あれもそうだよ、嘘つきも。だってさ、税務調査来たら困んのだれだと思ってんの?って話だよね。
あ~そういうこと?
社長じゃないよ。
税理士?
だって、その人悪いことしてないんでしょ?利益出てて。すげえ悪いことしてたら来てもらいたくないよ。だけど、来て困んの税理士だよ。だって、自分の間違いわかっちゃうもん(笑)
実際、税理士の先生、税務署来ると、心情的にはやっぱり「いやぁ、来ちゃった……」って感じなんですか?
あると思うよ。
一応ある?
あるある。あるし、それをちゃんと価値に変えられりゃいいんだろうけど。今まで、変な話、ちゃんとやってる人もいるとは言っとくけど、でも、誰にもチェックされてないわけだ。社内でチェックされたかもしれないけど。でも、全ページ全項目見たかっていうと、なかなか微妙だと思うんだ。ってなると、間違ってる可能性高いんだよ。っていうか100パーセント間違ってるよ。まあ、99パーセント。
まあでも、人がやってる作業ですからね。
そうそう。そうすると、それをチェックしなかったから今まではわかんなかったのに、税務署来たらバレちゃうじゃん。「なんでこれを経費にしてんですか?資産計上じゃないですか?」みたいな。で、そのときに社長が「落としましょうよ」って言って落としたら「社長、ちょっと言われちゃいましたよ」でいいよ、だけど勝手に落として、ミスでね、だとしたら「あれ?先生おかしくない?何のために雇ったんですか??」って話になるでしょ?
なるなる。
なるでしょ?だからまずいわけ。実は税理士もチェックされてる側にあるわけで。しかも地方とかだと、その税務署と関係良くなきゃ戦えない人も多いしね。まあ、天下り先じゃん、税理士業界なんてぶっちゃけ。
国税の天下り?
そう、国税の天下りだって来るわけだし。要は国家権力の犬でしょ。
まぁ士業は…
税金徴収をするための人たちが税理士おじさんだから、そうすると、やっぱり税務署寄りの人が多いのはしょうがないよね。
うん、まあ国のためにね。
だって、税理士試験受かるためにどうしたらいいと思う?
税理士試験を受かるためにどうすればいいか?
受かるためには、法律だけじゃなくて取り扱いの通達ってあって、法律じゃないんだけど「こうやって扱いましょう」っていう内部規則だよね、それを覚えないと受かんないんだよ、計算が合わなくなるから。
あ、税務の勉強だけじゃないんですか?
税務なんだけど、税務の中の「そうやって扱いましょう」と。法律ならわかんだけど、それ、課税庁が勝手に言ってるだけじゃん。でも、それを覚えなきゃいけないっていうことは洗脳作業ですよ、これは。
まあ、教育ですけどね。
洗脳教育(笑)
譲らないですね(笑)
いやいや、だってそうじゃん。そうすると、受かったときには通達を信じる洗脳おじさんの誕生だよ(笑)口悪いね、なんかね。
いつもですけどね。
あ、そっか。でも、この間さ、ポッドキャスト聴いてくれてる人でさ、税理士が税額控除してなかったんだって。400万とかしてなくてさ。
・・・後半へ続く・・・