投稿者: 安田 佳生
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2017年3月8日
信じるもの
この国の優秀な大学生たちは、卒業が近づくと一斉にナビに登録し、一斉にリクルートスーツを着て、一斉に就職活動を開始し、大企業への就職を目指す。 海外資本に買われても、上場廃止になっても、リストラの嵐が吹き荒れても、彼らの大…
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2017年3月1日
お金にならないアイデア
人類がこれまでに考えたアイデアは、どのくらいあるのだろうか。ちょっとした思いつきや、実現されなかったアイデア。そういうものまで含めると、数えきれないくらいのアイデアが考え出されたはずである。 素晴らしいアイ…
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2017年2月22日
考え抜かれた中途半端
完璧なビジネスモデルをつくる事は出来ない。これは私の持論である。これまでに出会って来た数千人の経営者の中で、例外と言える人物はたった一人しかいない。 東証一部上場企業の創業者でもあるこの人物は、「まだ起きて…
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2017年2月15日
ゴミと宝物
金やプラチナ、あるいはダイヤモンドのように、すべての人にとって価値のあるもの。生ゴミのように、すべての人にとって価値のないもの。そういうものは、実はとても少ないのである。 たとえば、珍しいカナブンの標本は、それを集めてい…
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2017年2月8日
境い目の善悪
自分の土地と、他人の土地。自分の持ち物と、他人の持ち物。自分の家族と、他人の家族。多くの人は、自分と他人との境界線を、明確にしたいと考える。境界線が曖昧だと、「私のもの」に対する義務も権利も曖昧になってしまうからだ。 こ…
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2017年2月1日
現実と幻想の境目
私たちは現実社会を生きている。そして同時に、幻想社会を生きている。家という建物は現実に存在するが、家を所有するという権利は幻想に過ぎない。オフィスという場所は現実に存在するが、会社という存在は幻想に過ぎない。硬貨や紙幣は…
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2017年1月25日
仕事は無くなるのか
AIの登場によって人間の仕事は奪われていく、と言われている。レジや運搬のような単純作業から、医療、法律、教育という専門分野に至るまで、人間のやっている仕事のほとんどは、代替え可能という訳だ。確かにそうなのかもしれない。 …
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2017年1月18日
ブランドの正体
ブランドとは何か?それを考え続けるのが私の仕事である。そこにはいくつもの答えがあり、その答えによってブランドづくりのやり方は根底から変化する。損得を越えて、ある特定のターゲットの心を、強烈に引きつける力。それが手に入れば…
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2017年1月11日
劇的生産性向上作戦
日本は、国民一人当たりの生産性が、先進国で最下位の国である。今もその順位は下がり続けている。かつて世界一位の座を米国と競い合った日本は、どこへ行ってしまったのか。 一体この原因はどこにあるのか。そして、どうやれば、再び生…
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2017年1月4日
マネタイズの意味
儲からないと事業が続けられないし、お金がないと生きていけない。だから儲かる仕事、お金になることを、やらなくてはならない。その考えは、半分は正しいが、半分は間違っている。 確かに、利益が出ないと会社は続けられないし、お金が…
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2016年12月21日
ストーリーとしての仕事術
仕事が遅い人と、仕事が早い人。 その違いには、様々な要素が考えられる。 経験の差、知識の差、そして能力の差。 しっかりとタスクを管理し、事前準備をし、 経験を積み重ねれば仕事は早くなっていく。 だが、とてつもないスピード…
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2016年12月14日
生きる糧
もはや、どのような会社に就職したとしても、安泰とは言えない時代である。どんなに有名な会社も、どんな大企業でも、20年、30年先の業績や、利益や、報酬など、保障しようがないからだ。 20年前は絶好調だった大手電気メーカーも…
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