カテゴリー: 安田佳生コラム
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2022年2月2日
業界定義の境目
コーヒーを無料にして場所代をもらう。 場所を無料にしてコーヒー代をもらう。 前者はレンタルスペース業であり後者は喫茶店である。 同じ事業構造でもマネタイズポイントをズラすだけで 違うビジネスになる。 これが商売の面白いと…
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2022年1月26日
企てのない企画書
読んで字の如く。 企てを図る提案書だから企画書。 日本語は実によくできている。 では企てとは何なのか。 「これをやったらさぞや面白いことになる」 「みんなをあっと驚かせることができる」 という企みのことである。 提案書な…
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2022年1月19日
売れない商品の正体
絶対に売れる商品。 そんなものは存在するのだろうか。 1万円札を5000円で売り出したら バカ売れすることは確かだ。 だがこれは商品とは言えない。 売れれば売れるほど損をするからである。 商品というからには利益がなくては…
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2022年1月12日
なぜ人は欲しくなるのか
どういう理由でその商品を買いたくなったのか。 買う人たちにとって、 そんなことはどうでもいいことである。 欲しくなったのなら買えばいい。 だが売る側にとっては考えざるを得ない問題である。 相手に欲しくなってもらわなければ…
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2022年1月5日
セールスをなくすセールス
マーケティングとは セールスをなくすことである。 と、ドラッカー氏は定義している。 とても分かりやすい定義である。 そしてここには我々日本人との 決定的な感覚のズレがある。 多くの日本人にとってマーケティングや セールス…
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2021年12月29日
営業上手な商品
どんなに良い商品でもあるだけでは売れない。 なぜならそれが良い商品であることが 分からないからである。 営業とは「ここにこんな素晴らしい商品が ありますよ」と伝える仕事に他ならない。 聞いた相手が商品の良さを理解して「い…
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2021年12月22日
下請けの境目
黙っていても仕事が入ってくる。 その仕事をこなしているだけで十分に儲かる。 それなら私にも下請けをやっている理由が理解できる。 だが実際には儲からないと嘆いている下請け企業の なんと多いことだろう。 いちばん不思議なのは…
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2021年12月15日
ハイブリッド型組織のすすめ
普段から“雇わない経営”を強く主張しているせいか、 「安田は社員雇用を全否定している」 と思っている人が多いようだ。 だが私が言いたいのは、 社員をひとりも雇うなということではない。 雇用だけではもはや成り立たないことを…
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2021年12月8日
記録と記憶の境目
プロ野球の歴史に圧倒的な記録を残す王貞治。 ファンの心に圧倒的な存在感を残す長嶋茂雄。 記録と記憶を比較するとき、 その象徴とも言えるのがこのふたりの偉人である。 数字だけを比べたら圧倒的に王貞治なのだが、 ミスタープロ…
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2021年12月1日
人を動かすものの正体
やって良いことと悪いこと。 小さい子供にはこの境目がよく分からない。 だからおもちゃを投げたりするし、 人の顔を叩いたりもする。 何をよしとして何を悪いとするのか。 親はこれを教えなくてはならない。 だがその定義は人によ…
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2021年11月24日
人間ワークの境目
職業に貴賎はない。すべての労働は 尊敬に値する立派なものだ、という考えがある。 一方で「なくてはならない仕事」と 「なくてもいい仕事」があるという考えもある。 確かに人間社会の仕事には優先順位が あるように見える。たとえ…
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2021年11月17日
記憶はつくられる
お金をありがたがるのも、 ダイヤモンドが高いのも、 土地を所有したいと思うのも、 価値があるからである。 そして価値とは人間の記憶に他ならない。 もしもすべての人類がひとり残らず記憶をなくしたら、 価値はどうやって存続さ…
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