183通目/安田からの返信 「無理にがんばらないということ」
難しい話になってきましたね。でも基本的には私も大野さんも同じことを言っているのだと思います。自分で決めればいい。自分が快適ならいい。その通りです。その通りなんですがこれがなかなか難しい。なぜなら人は「他人の意見」や「他人からの見え方」をどうしても意識してしまうからです。うつ病という病気が広く認められる前は「単なるサボり」で片づけられていました。病気という状態は一見ネガティブですが、それが自分のあるべき姿なのだと理解することでポジティブにもなれます。多くの人がストレスなくやれることに大きなストレスを感じる人もいる。だったら無理して苦手なことをがんばらなくてもいいんじゃないの。ということです。
前回182通目/大野「どのように知れるのか」
全然いいんです。最終的に本人の人生で誰も強制はできない。ただ安田さんの言うなかなかしんどいというのは一体誰がしんどいのですか?快適であればいいと言いますが、何よりもそれが最適とどのように知れるのでしょうか。そのしんどいが本当にいつまでもしんどいとどのように知れるのでしょうか。理屈じゃないと言う理屈も含めて、ごめんなさい、まだピンときません。極論、どっちのレイヤーでもいいです、己で決めたのなら。ぜひ、僕が教えて頂きたいのは、どうして生まれ持ったレイヤーがあると認識する方が人はハッピーになると言えるのか。そもそもレイヤーを認識せずとも、自分が納得いく生き方をすればいいだけではないのでしょうか?
ー大野より
前々回181通目/安田「どの前提で考えるか」
私なりにその考えに至った経緯はあります。しかしそれを話しても結果は変わらないでしょう。なぜなら証明できないからです。レイヤーが決まっているのか。それともレイヤーなどただの思い込みなのか。それは死ぬまで分からない(死んでも分からないかもしれません)。その上でご返答します。生まれ持ったレイヤーがあると認識して生きていくほうが人はハッピーである。それが私の考えなのです。自立したほうがハッピーならすればいい。でも「面白さが分かってないだけ」と言われるとなかなかしんどい。そういう(一見)ポジティブな意見には反論しようがないからです。理屈じゃないんですよ。どっちが快適なのか。それでいいじゃないですか。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/