大阪・兵庫を中心に展開する、高価買取・激安販売がモットーの『電材買取センター』。創業者である株式会社フジデン代表・藤村泰宏さんの経営に対する想いや人生観に安田佳生が迫ります。
第31回 成功の鍵は「好き」よりも「得意」にあり

藤村さんが事業をするにあたって、とにかくたくさん社員に給料を払うのが目的だと仰ってましたよね。だから儲からなくなったら、別の儲かる事業を始めるだけだと。

そうそう。それに全く縁のないビジネスだと、うまく行かないときに「粘れない」んですよ。「思ってたのと違うな」とすぐやめてしまうんじゃないかと思うんです。商売にとって「粘れるかどうか」ってすごく大事だと思うので。

そうそう。だから得意な分野で商売をするのが一番いいと思うんです。「得意」と「好き」が重なってたら最高ですけど、そんな都合のいいことなかなかないので。だったら得意なことを地道にやってくのがいいんですよ。

なるほど。確かに今までやっていた事業と近い方が、自分の経験や知識を活かして成功できそうですもんね。ただね、さっき言った藤村さんの事業遍歴を見て「なるほど確かに周辺事業だ」と思う人はあんまりいないんじゃないかなぁ(笑)。

そうですか? その時々の「もっとこうだったら便利だな」ということを実現していってるだけなんですけどね。エアコン工事をしながら「何でも無料でレンタルしてくれるところがあったらいいな」とか、「めったに使わないような道具はその都度借りれたらいいな」とか。

ははぁ。そう言われてみると、事業遍歴にも納得感があります。こうやって手配すれば工事を請け負う人が喜ぶんじゃないか、こういう商品が仕入れられて、さらに余った時に売れたら工事する業者さんも嬉しいんじゃないか。そうやって新しいビジネスに繋げていっているわけですね。
対談している二人
藤村 泰宏(ふじむら やすひろ)
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役
1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。