大阪・兵庫を中心に展開する、高価買取・激安販売がモットーの『電材買取センター』。創業者である株式会社フジデン代表・藤村泰宏さんの経営に対する想いや人生観に安田佳生が迫ります。
第6回 赤字なのに、新卒採用と店舗拡大をした理由

前回の対談では、半ば苦肉の策として『電材買取センター』を始められたいう話をお聞きしました。ちなみに1店舗目はどこに出店したんですか?

大阪の枚方市ですね。もともと回転寿司のチェーン店が入っていた場所の居抜き物件で。

なかったですね。最近でこそ「リユース」という考え方も浸透してきていますが、当時は中古のものを売ったり買ったり…というのはまだまだメジャーじゃない時代で。

そうですそうです。「電材」って書いてあるもんだから家電と勘違いされることが多くて。中古のテレビとか汚れた電子レンジとか持ってきて「これ買い取ってくれや!」なんてことがしょっちゅうでしたね。「いやすんません、うちは電材専門店で…」なんて謝ったりして。

なるほどなるほど。業者さんから不要になった電材を買い取り、別の業者さんにリユース品として売る、ということですね。…うーん、仕組みわかるんですけど、それで商売が成り立つイメージがわかないな(笑)。でも藤村さんとしては「これはイケるぞ」と思ったわけですよね?

すごいですね! でも当時はお店を開けているだけでどんどん赤字が膨らむし、そもそも2000万円を使い切ったらお店も閉めて、社員を解雇するつもりだったわけですよね? その状態で12名の新卒採用…ちょっと理解が追いつかないです(笑)。
対談している二人
藤村 泰宏(ふじむら やすひろ)
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役
1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。