人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第40回 世代交代こそが未来を切り開く

今日は「世代交代」についてお話したいなと。日本では特に、世代交代がなかなか進まない状況が続いていますよね。「会社の中」もそうですけど、「会社自体」もそうで。昔ながらの会社がいまだにトップだったりする。

そうなんですよ。政治の世界でも芸能の世界でも、「ドン」と言われてる人がずっとその位置にいることが多い。ところでちょっと話が逸れますが、爬虫類って老化しないって知ってました?

例えば、カメやワニ、トカゲなんかを見ても「おじいちゃん」という感じがしませんよね。爬虫類は細胞の代謝が非常に活発で、ずっと若々しい状態を保ってるそうなんです。もちろん、外敵に襲われたら死んでしまいますけど、基本的には自分の寿命まで元気で若々しいままなんですって。

肉体的には老化を受け入れているのに、精神的にはそれに逆らおうとしているというか。人間は他の動物と違って脅威になるような敵がいないので、進化しなくても特に困らない。だったらもう「老化戦略」は終わりでいいんじゃないの、ということなのかもしれません。

それでいうと、最近、木を見ていてふと思ったことがありまして。人間を木で例えると、葉っぱだと思うんです。木は人類そのもの。新しい芽が出て大きくなって、紅葉してやがて枯れていく。そしてまた新しい芽が出て、ということを繰り返して木が成長していく。

それは同感です。今安田さんとこうして一緒に活動できているのも、世代交代してきたからこそなわけですから。坂本龍馬や徳川家康が今でも現役バリバリだったら、僕たちの世代にはチャンスなんてなかっただろうなと(笑)。

そうだと思います。自分がやったほうがまだうまくいくと信じているから、なかなか手放せない。けれども、長期的に見ればどんどん世代交代していくことが重要で。そういうことを理解している経営者が増えていくといいんですけど。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。