その56 おみせやさん

ちょっと古い「場」であるのは否定できませんが、
ヤフーオークションがまあまあ好きです。

自分の興味のあるジャンルに関心がある人間が
ある程度年齢層が高いであろうことと、
値下げの「ふっかけ」など、メルカリの文化をおぼえるのに億劫さがあり
いまだにヤフオクを使っているのですが、
個人間売買もだらだら時間をかけずに
ワンプライスの時代なのだろうことは
空気として感じます。

いつもやっているわけではなく
1、2年に一度思い出して売買するのですが、
そのたびに強く思うのは
べたなビジネス書に書いてあるような
割合の法則性が意外にぴったりとあてはまることです。

工場の安全衛生などでいわれる
「ハインリッヒの法則」がほぼそのままなのですが、

『1件重大事故が起こったとき、
それまでに30件の軽い問題や事故があり、
さらには300件の事故には至らなかったがヒヤリとした体験がある』

という統計的法則と同じように、
売り手をやっているときに
1件の入札をゲットするためには
20件のウォッチ(買い手のブックマーク)がされている必要があり、
さらに1件のウォッチには20件のページアクセスが平均的に必要だと
経験的にわかりました。

結果を見ると、
同じジャンル、同じ価格帯であれば
モノ自体に関係なく
1:20:20 はほぼ一定でした。

また、違うジャンル、違う価格帯になった場合には
比率が変わるわけですが、
割合構成がピラミッド状になるという点については
共通していました。

そこで思うのは、
たとえば子供のアミューズメント的な就業体験としては
営業・売上・発送・回収がリスクなくできる上、
わかりやすい「気づき」も体感できるという意味で
パッケージとしてかなり完成度が高いのではないかということです。

まあ、当然ながら
売るためにはページアクセスがキモである
= アクセスを増やすための広告勧誘
がさかんに行われてたりして、
プラットフォーマーがすべてを支配する現実も
学べちゃったりするわけですが……

 

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著者自己紹介

「ぐぐっても名前が出てこない人」、略してGGです。フツーのサラリーマン。キャリアもフツー。

リーマン20年のキャリアを3ヶ月分に集約し、フツーだけど濃度はまあまあすごいエッセンスをご提供するカリキュラム、「グッドゴーイング」を制作中です。

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