GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
引き続き、「シリーズ コロナ後の世界」と題し、Skiftというサイトから「
今回の記事はコレ↓
After the Virus: 10 Consumer Trends for a Post-Coronavirus World
ウィルス後:コロナ後の世界で加速する10の消費トレンド
[https://skift.com/2020/03/17/after-the-virus-10-consumer-trends-for-a-post-coronavirus-world/]
「コロナ後の世界」10の消費トレンドリスト
1. VIRTUAL EXPERIENCE ECONOMY
2. SHOPSTREAMING
3. VIRTUAL COMPANIONS
4. AMBIENT WELLNESS
5. M2P (MENTOR TO PROTÉGÉ)
6. A-COMMERCE
7. THE BURNOUT
8. OPEN SOURCE SOLUTIONS
9. ASSISTED DEVELOPMENT
10. VIRTUAL STATUS SYMBOLS
先週は「7. THE BURNOUT(疲弊・燃え尽き)」を掘り下げました。
8.OPEN SOURCE SOLUTIONS(オープンソースのソリューション)
We termed this a “bold new frontier for sustainability” when we first wrote about open source solutions、 the act of sharing and even giving away your innovative solutions to our toughest shared problems. The coronavirus is one of the most urgent transnational, cross-demographic problems in recent history, and as such it has reminded people that the best organizations are those that collaborate generously with others.
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以前、Open source solution(オープンソースのソリューション)について書いたときに、「sustainability(サステナビリティ)のためのbold(大胆)で新しい境地だ」と定義した。我々が抱えている最も困難な共通の問題に対して、各社がイノベーティブな解決策を皆でシェアし、無料で開放する試みだ。
オープンソースのソリューションってわかりにくいですよね。
例として上がっていたものとしては「uberとかliftとか各自動車メーカーが一丸となって走行データを共有して、交通量の把握とか渋滞の解消に取り組むこと」などでした。
皆で自分がもっている技術やデータをシェアして、社会のために役立てよう、という動きですね。要は。
一見「無料開放したり、持ち出しになったりするので経済的には損なんじゃない?」って思えますね。
OPEN SOURCE SOLUTIONSを「各社持ち出しで提供」していく社会で、どうやって「お金儲け(マネタイズ)」につなげるのか?という議論になっていくわけですが、ここで出てくるキーワードが「sustainability」です。
「いつか役に立つかも英単語」として取り上げます。
Sustainability(サステナビリティ):持続可能性
Sustainable(サステナブル):持続可能な
最近よく聞きますね。この単語。
そして、ここ数年の最も大きなトレンドワードの一つである、「SDGs」に繋がります。
これも当然「いつか役に立つかも英単語」です。
SDGs(Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標
国連サミットで採択された「2030年までに、持続可能でよりよい世界をつくろう」という目標です。
昨今、Sustainable(サステナブル)な活動をしている企業の株式に投資するファンドが増えています。SDGsに注力している企業に「しか」投資しないファンドもあります。
Sustainabilityは、「長期的な成長のトレンドであること」と「それ自体が投資家への誘い文句となる」ことで、マネタイズ可能なのです。
こうして、OPEN SOURCE SOLUTIONS(オープンソースのソリューション)もマネタイズ可能となります。ただのボランティアではない訳ですね。
ところが、Postコロナ時代のリセッション(不況)で、投資資金の流出が危惧されます。
リセッションですから、SustainabilityやSDGsに投資された「資金」が逃げていくかもしれません。
こうした厳しい投資環境の中でも、OPEN SOURCE SOLUTIONSやSDGsの動きが「加速していけるのか?」という点こそが、「地球人」につきつけられた課題かもしれません。
今までみたいにマネタイズできないかもしれない。
「それでもやれんのか?」
の世界です。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)