【vol.173】コロナ後のNext Normal(ニューノーマル)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、McKinsey(マッキンゼー)が年初に寄稿した記事から、コロナ後のNext Normal(ニューノーマル)を考えたいと思います。

今週の記事はこれ

The next normal arrives: Trends that will define 2021—and beyond
(ニューノーマルがやって来る:2021年とそれ以降の世界を決定づけるトレンドとは?)

https://www.mckinsey.com/featured-insights/leadership/the-next-normal-arrives-trends-that-will-define-2021-and-beyond

2021年以降のニューノーマルを定義づけるいくつかのトレンドがリストアップされています。

先にリストを提示しておきます。

・The return of confidence unleashes a consumer rebound
・Leisure travel bounces back but business travel lags
・The crisis sparks a wave of innovation and launches a generation of entrepreneurs
・Digitally enabled productivity gains accelerate the Fourth Industrial Revolution
・Pandemic-induced changes in shopping behavior forever alter consumer businesses
・Supply chains rebalance and shift
・The future of work arrives ahead of schedule
・The biopharma revolution takes hold
・Portfolio restructuring accelerates
・Green, with a touch of brown, is the color of recovery
・Healthcare systems take stock—and make changes
・The hangovers begin as governments tackle rising debt
・Stakeholder capitalism comes of age

先週の続きを見ていきます。

Portfolio restructuring accelerates
(会社のポートフォリオの再構築が加速する)

内容読みましたが、下記の3点が要点でしたので、それをまとめて終わりにしたいと思います。
・混乱下においては「強者」と「弱者」に2分化されるものだ
・「強者」は混乱下でこそきっちりとresilience(レジリエンス)を発揮している
・むしろ「強者」は混乱からの回復期にこそポートフォリオを再構築して「回復プレミアム」を獲得する

乱暴に意図を汲み取ろうとすると
「混乱をただ耐えしのぐのが弱者」であり、「混乱でこそレジリエンスを発揮して、回復プレミアムを獲得し、さらに上を目指すのが強者」ということでしょうか。

前にも取り上げたので、すごくしつこいのですが(笑) 「resilience(レジリエンス)」を「いつか役に立つかも英単語」として、再掲しておきます。
最近めちゃくちゃみかけますので「今年中に役に立つかも英単語」です。

2ヶ月前の記事からの引用です
【vol.164】シリーズコロナ後の世界(No.8)
https://brand-farmers.jp/blog/gp_164/

——
resilience(レジリエンス):回復力

「回復する力」とか「立ち直る力」とか、そういう意味合いです。
本文中にはmental resilience(精神的な回復力)という表現があります。
コロナ禍で「精神的にダメージを受けても自分自身で回復させる力や方法ももっているかどうか?」が試されてますよ、という意味合いです。

経済の面でいうと、もとい、金融の面で言うと「株価を中心とした金融マーケットはresilienceがある」ということが証明されたようです。
日本の国家としてのresilienceはまだ証明されていません。ちょっと難しいかもですね(涙)
—-

さて、次行きます。

Green, with a touch of brown, is the color of recovery
(回復を象徴する色は「少し茶色っぽい緑」)

“Contrary to past consensus,” it expects that the shift to sustainability will “help enhance returns” and that “the tectonic shift towards sustainable investing is accelerating.”

「過去のコンセンサスに反して」持続可能性への移行は「収益の向上に寄与」するし、実際に「持続可能性投資にむかって地殻変動している」のです。

上記はグローバル投資会社のBlackRock(ブラックロック社)のレポートからの引用とのことです。

こちらも乱暴に意図を汲み取ろうとすると、
これまで持続可能性への投資は「儲けにつながるから」というよりもむしろ「国際的な義務だから」おこなってきたが、どうやら「皆の予想に反して」この持続可能性への投資は実際にはとても「儲かる」ことが分かってきたので、地殻変動的に「Green(グリーン投資)」経済にお金が向かっている。そういうことかな、と。SDGsビジネスは、まあ要するにマネーゲームという感じですかね。

本文では表題に書かれていた「Green」の説明だけで「Brown」について説明されていませんでした。
さらに乱暴ですが読み解こうとすると
「Greenは儲かるのだ、ということが分かってきたので、単純なGreenというよりもBrown(純粋なGreenではないよね、というDis)ですね」というのがヘッドライン(Green, with a touch of brown, is the color of recovery)の回収となります。多分w

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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