GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、全然有名ではないメディアですけど、
今回の記事はこれ
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Eleven Startup Trends In 2021
2021年、11のスタートアップトレンド
https://toolowl.com/trending-hot/eleven-startup-trends-in-2021/
11のリストは下記の通りです。
1. BioTech Startups are on the Rise
2. Online Education for the win!
3. Sustainable Financing Hits the Mainstream
4. Untapped Market Identifiers
5. Circumvent the Coding Issue
6. Share the Loot Instead of Losing it All
7. Agility is the Greatest Ability
8. Consumers Want Convenience
9. Address the Large Population
10. Personalization and Customization are the Keys
11. Wealthtech is Also Gaining Fast
早速今週分を見ていきます。
7. Agility is the Greatest Ability
「敏捷性」こそが最大の「能力」だThe COVID scenario exposed glaring cracks in the current business models that were highly rigid and brittle. The businesses following such models faced unavoidable bankruptcy, for they were unable to adapt to the new normal. Agile development is a growing methodology that encourages adaptive and flexible planning.
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コロナシナリオにおいては、とても硬直的で危うい現状のビジネスモデルに明確な亀裂が入りました。
このような従来型のモデルに従っている企業は、New Normal(ニューノーマル)に適応出来ずに破産が避けられなかったケースも多いです。
Agile development(アジャイル開発)は、適応力のある柔軟な計画をに役立つ、成長力のある方法論です。
コロナ禍では「Agility 」が企業の成長の明暗を分けている、という話です。
企業の能力(Ability)の中で、最重要な能力が「Agility 」である、ということなので、「いつか役に立つかも英単語」として「Agility」を取り上げます。
Agility(アジリティ):敏捷性(すばやさ)
ここ数年、この「Agility(アジリティ)」というキーワードと、「Resiliene(レジリエンス)=回復力/弾力性」というキーワードを、『ビジネス世界』だけでなく『メンタル(精神)世界』においてもよく見かけます。そしてもちろん重要視されてます。『スポーツ世界』でもよく見かけますね。
要するに、環境の変化に対して「Agility(敏捷性)」を持って対応できる人や企業、そして、変化(もしくはダメージ)に対する「Resiliene(回復力/弾力性)」の高い人や企業が、コロナ禍とコロナ後の世界で「成長」出来るのだ、という理論構成です。
ちなみに、「Agile(アジャイル)」は「Agility(アジリティ)」の形容詞系なので「敏捷性のある/ 素早い」という意味です。
よって、最近良く聞く「Agile development(アジャイル開発)」とは、場面に応じて敏捷性高くすばやく開発していく、という意味合いです。
「Agility(敏捷性)」の話を続けると、ビジネスにおけるアジリティ(=Business Agility)と同じコンテクストに登場する重要なキーワードとして、「VUCA」を取り上げる必要があります。きっと重要な概念です。
※HRproさんのサイトから引用(ちょっと編集)します
「VUCA」とは、社会あるいはビジネスにおいて、不確実性が高く将来の予測が困難な状況であることを示す造語である。
VUCAは
・Volatility(ボラティリティ:変動性)
・Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)
・Complexity(コムプレクシティ:複雑性)
・Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)の頭文字を並べたもの。
もとは冷戦後より戦略が複雑化した状態を示す軍事用語であったが、2010年ごろより、「VUCAワールド」「VUCA時代」のようにビジネスでも用いられるようになった。
VUCAに込められた4つの単語が示す通り、VUCA時代とは変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢を示す。
ということで、コロナ禍によってさらに拍車がかかったVUCA時代に対応するために、人も企業も「Agility(敏捷性)」と「Resiliene(レジリエンス)」がKSF(成功要因)なのですよ、という感じです。
思えば数年前までは「鈍感力」こそがKSF(成功要因)だ、という論調が流行っていましたね。あの話は「まだ生きている」のでしょうかね?笑
「鈍感力」って無理やり英訳すると「Insensitivity(センシティブでは無い)」になると思うのです。軽く英語でググってみましたが「InsensitvityがVUCA時代に重要だ」という、学術的にきちんとしたエッセイは、ほとんど見つけることが出来ませんでしたwww
ちなみにVUCA時代には「敏感で敏捷性(Agilityのある)」ことが重要だ、というエッセイはたくさんありましたけど。。
ということで、お察しいたします。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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