GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
前回に引き続き「サプリメント業界」のトレンドを調べてみました。
今週の記事はこれ。
Top 8 Supplement Trends In 2024
2024サプリメント業界トレンドTop8
https://wonnda.com/magazine/supplement-trends-to-look-out-for/
下記の8つのトレンドがあげられています。
(順位ではなく、上位のリストという感じです)
1. Plant-Based Supplements
2. Mushroom Coffee and Collagen
3. Mental Wellbeing
4. Stress Management Supplements
5. Sustainable and Ethical Supplements
6. Beauty Supplements
7. Immunity Boosters
8. Muscle and Joint Supplements
先週は「3. Mental Wellbeing」「4. Stress Management Supplements」を見ましたので、続いて「5. Sustainable and Ethical Supplements」以降を順に見ていきます。
5. Sustainable and Ethical Supplements
(サステナブルでエシカルなサプリメント)
Consumers are becoming increasingly conscious of the impact their purchasing decisions have on the environment and society. In 2025, we are seeing more companies offer sustainable and ethical supplements. This includes using eco-friendly packaging, responsibly sourced ingredients, and supporting ethical labor practices.
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消費者は、自分たちの購買決定が環境や社会に与える影響をますます意識するようになっている。2025年には、持続可能で倫理的なサプリメントを提供する企業が増えている。これには、環境に優しいパッケージの使用、責任ある原材料の調達、倫理的な労働慣行のサポートなどが含まれる。
ついに、サプリメントの世界にも「Sustainable(持続可能)」の視点と、「Ethical(倫理的)」の視点が入ってきているようです。サプリメントのSDGs化ですね。
どんなサプリメントが「Sustainable and Ethical」なのか?が記載されていました。
Supplement brands are responding by emphasizing transparency in their supply chains and adopting more sustainable practices. Certifications like Fair Trade, Organic, and Non-GMO Project Verified are becoming valuable markers of quality and ethics, helping consumers make informed choices that align with their values.
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サプリメントブランドは、サプライチェーンの透明性を強調し、より持続可能な慣行を採用することで対応しています。フェアトレード、オーガニック、非遺伝子組み換えプロジェクト認証(Non-GMO Project Verified)などの認証は、品質と倫理を示す貴重な指標となりつつあり、消費者が自分の価値観に沿った情報を得た上で選択するのに役立っている。
ポイントは
①サプライチェーンの透明性があるか?
②フェアトレードか?
③オーガニックか?
④遺伝子組み換えではないという認証があるか?
このあたりみたいです。
しかし「オーガニックなサプリメント」ですか、、、。
通常の食事を補う存在であるサプリメントに求める「オーガニック性」って、結構アイロニーですね。
多分、「オーガニックではない食生活」で偏った栄養状態を改善するために「オーガニックなサプリメント」を摂取するケースが多そうですね。一見、非論理的な光景のように見えますが、これが近未来のサプリメント業界の「論理」なのでしょうね。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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