GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週に引き続き「車産業」についての2025年予想がForbesに掲載されていたので、読んでみたいと思います。
今週の記事はこれ。
Global Automotive Outlook: Predictions For 2025
(自動車産業の展望:2025年予測)
https://www.forbes.com/sites/sarwantsingh/2025/01/13/global-automotive-outlook-predictions-for-2025/
下記の8つのトレンドがあげられています。
(ランキングではなく、一覧としてのリストという感じです)
1. EVs and Global Car Sales Will Run Out of Juice
2. Hybrids Will Take the Spotlight
3. Software-Defined Vehicles (SDVs) Will See High Demand
4. Driverless Vehicles Will Be the Future of Connected Cars
5. Chinese EV Brands Will Rule the Light Vehicle Segment
6. Luxury Car Sales Will Skyrocket Over the Next Few Years
7. Integrated Powertrains Will Be Standard in Electric Vehicles of the Future
8. New business models – Multi Cycle Leasing and Energy Services – Will Offer Carmakers New Revenue Streams
先週は「2. Hybrids Will Take the Spotlight」を見ましたので、引き続き「3. Software-Defined Vehicles (SDVs) Will See High Demand」を見ていきます。
3. Software-Defined Vehicles (SDVs) Will See High Demand
(ソフトウェアで定義された車が高い需要を享受する)
Software-defined vehicles (SDVs), where critical functions like steering, braking, and infotainment are managed by software, will see rapid growth over the next few years. SDVs are not only more efficient and safer but can also be updated with the latest technologies via software, keeping them up to date in a constantly evolving industry.
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ステアリング、ブレーキ、インフォテインメントなどの重要な機能がソフトウェアによって管理されるソフトウェア定義型自動車(SDV)は、今後数年間で急成長を遂げるだろう。SDVは効率性と安全性が高いだけでなく、ソフトウェアによって最新技術に更新することができるため、常に進化し続ける業界で最新の状態を保つことができる。
SDVという言葉は今後頻出してきそうですね。車のスマホ化みたいなイメージですね。オンラインで常にupdateしていくという車。
車の開発がWaterfall(ウォーターフォール型)から、Agile(アジャイル型)に変わっていくことを意味しているので、車メーカーは「製造業」から「IT業」に変化(または両者のハイブリッド化)していくということですね。
この流れを随分前から見越していた(もしくは作り出した)のが「テスラ」です。
「ITと製造のハイブリッド化の道を進む」ことを早々と達成したテスラが、オセロで言うと4スミを全部とっている状態です。
よって、車産業の現在地は、この状況からレガシー企業(旧来の大企業)が、どうにか「何枚かのオセロを一時的にひっくり返す抵抗をやれるだけやってみる」ゲームと言う感じではないでしょうか。
基本的には無理ゲーですね。
とはいえ、前回紹介したように「ハイブリッドが脚光を浴びる」ターンに入りますので(一時的かもしれないが)、とりあえずいくつかのオセロはひっくり返りそうです。
ちなみに、ここにも技術プロバイダーとしてのNVIDIAが登場するわけで、「結局車産業もNVIDIAかよ、、、」という未来が透けて見えますね。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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