【vol.249】2023年の小売業界のトレンド(音声検索)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、来年を見据えて「2023年の小売業界のトレンド」についての記事を見ています。

今週の記事はコレ
10 Future Retail Trends & Forecasts for 2022/2023
2022-23に向けて考える10の「未来の小売トレンドと予測」

コロナ禍からコロナ後にシフトチェンジした世界で、小売業界がどのようなトレンドを形成していくのか?という視点です。
(https://financesonline.com/retail-trends/)

10のトレンドと予測は下記の通りです。

先週は3. 「Rise of private labels」を見ていきました。今週は少し飛ばして「5. Voice search and personal assistants」の部分を見ます。

5. Voice search and personal assistants
(音声検索とパーソナルアシスタント)

In the US alone, adult ownership of smart speakers and smart homes has reached 55.6% in 2020

米国だけでも、スマートスピーカーやスマートホームの成人所有率は2020年には55.6%に達している。

スマートスピーカーやスマートホームに関して、2年前に既に全米所有率(成人)が過半数を超えていて、まだ上昇傾向にあるようです。
日本よりも浸透している感じですね。

In 2020, it is estimated that up to 30% of searches no longer used a screen and possibly used other technologies. Andrew Ng, the chief scientist at Baidu, even pegs this number at 50%

2020年には、検索の最大30%が画面を使わず、他の技術を使う可能性があると推定されている。
Baiduのチーフサイエンティストに言わせると、50%まで行くとのこと。

上記は少し古い推計ですが、2年前の段階で既に「検索全体の30%が画面不要である」という話と、中国(バイドゥ)では約半数になるよ、いう話ですので、一般的な認識よりはかなり高い数値かなと思います。

いずれにしても、スマートスピーカーやスマートウォッチによって音声検索が浸透して、その影響がスマホにも伸長してきているという流れですね。

この流れが続くと、個人レベルで重要になってくるスキルとしては
・音声認識フレンドリーな「わかりやすい日本語」で入力する技術
になってくると思います。

思えば昔は「漢字やひらがなをきれいに書く講座」とかが流行っていたと思うんですが、風向きは変わりましたね。
(今も流行ってたらすみませんw)
今後は「認識しやすい日本語の発声講座」「コンピューターフレンドリーな日本語講座」などの需要が出てくるのかもしれません。

考えると、ヨガで「正しい呼吸」を教わりに行く人が増えているのもこの流れかもしれませんね。
要するに、テクノロジーの進化に伴って「呼吸の仕方」とか「正しい歩き方」とか「正しい座り方」とか「わかりやすい日本語」とか「聞き取りやすい話し方」のような、原点に近いような「コアスキル」の重要性が図らずも見直されてくる、という構図のように見えますね。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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