♯172「DJコーチング」~ブランドファーマーズ・スクール第一期生より~

今週は!

昨日、最終講義を終えたブランドファーマーズ・スクール。お店にあたるウェブサイトも着々と立ち上がりつつあるなか、今回も第一期生10名のみなさんが開業するビジネスのネーミングについて紹介したい。

三人目に紹介するのは、塚本健雄(43歳)さん。本業は治療家で、都内に整体院を営んでいる。治療中に患者さんの相談にのることも多く、ご自身もその道にやりがいと面白味を感じており、本業とは別にコーチングビジネスを立ち上げたいという思いで入学された。自分らしいコーチングとはなにか?を明確化したいというわけである。たしかに、コーチングという領域、昨今名乗る人も増えており、なかなか差別化がつきにくくなっている。

講座の前半、自身の過去を紐解いていくなかで、講師の安田や他の同期生の興味を引いたのは、コーチングとは一見無関係なDJという経歴だった。いまでこそ人気職業として知られているDJであるが、塚本さんが始めたのはDJ=ラジオのディスクジョッキーとしか思われていなかった頃からで、キャリアは20年を超える。

さらにユニークなのは、独自のDJ論だった。詳しくは、コンセプト文をお読みいただきたいが、簡単に説明すると「DJとは場の雰囲気を読みながら、無数の曲のなかから最適なものをミキシングすることで、オーディエンスが求める感情を最大化させる技法」だということである。塚本さん独自の感性がなせる論技なのだが、これをコーチングにも応用しているというのだ。この考え方には、みんながびっくり。そして、ここが突破口となった。では、塚本さんが立ち上げるビジネスを紹介しよう。 

-タグラインー

感情のミキシングが、あなたの想いを動かす。

―ネーミング-

DJコーチング

-コンセプト文-

感情が合わさり、動き出す。驚きの瞬間を体験してみませんか。

私は、経営者及び意思決定を行う管理職の方を対象に「感情のベクトル合成によるブースト・コーチング」を行っています。この手法は、私が20年来続けているDJにおいて、感情を構造として捉えた独自の技術です。

DJは、オーディエンスが求めている感情に対して、適切なタイミングでその感情に沿った曲をプレイします。じつは感情には方向と力の強さを表すベクトルが存在します。DJとは、その曲が持つ様々な感情のベクトルをミキシングする事で、感情をさらに爆発させていく技法でもあるのです。DJとオーディエンスの間に立ち上がったその強い感情は、今まで目の前に無かったモノが突然現れる驚きの瞬間となり、インスピレーションを得る体験となります。私は、体験者がまさにこのような状態になることを目指しています。

私のコーチングでは、最初に体験者の想いの奥にある様々な感情を徹底的に引き出します。それらを対話によって整理していくと、突如、感情のベクトルが合成され、未来に向かう強い「想い」が立ち上がる瞬間がやってきます。それは人生のミッションを発見する様なインスピレーションを得る瞬間でもあります。

新しいアイデアをはじめ何かを始めるときには、大きなエネルギーと勢いが必要です。ビジネス成功の秘訣は 「何を」✕「どんな想いで」行うか。意思決定の連続のなかにいるみなさん、ビジネスへの想いをさらに強いモノへとブーストさせ、明日からの一歩につなげませんか。

 

Word+Word(言葉の足し算)はネーミングづくりの王道のひとつであるが、印象に残すには意外な言葉同士の組み合わせが求められる。『DJコーチング』は、まさにその良い例であろう。

塚本健雄さんのDJコーチングは、こちら。https://takeo-tsukamoto.com/

 

一人目はこちら:藤原裕士さんのビジネスネーミング

二人目はこちら:二瓶琢史さんのビジネスネーミング

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