第66回「裏山ワンダーランド」

このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。

未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。

 第66回  「裏山ワンダーランド」

自然の中でのんびり過ごしたい。でも遠出は、はばかられるんだよな~とお考えの都心にお住いの皆さん。実は、東京にも手軽に立ち寄れる大自然があるんです。


商願2020-108858号(権利者:個人)
【商標】裏山ワンダーランド
【指定商品/役務】遊園地及びテーマパークの提供 など


新宿から電車で1時間。武蔵五日市~秋川渓谷エリアには、東京とは思えない大自然が広がっています。このエリアを、リアルな自然を満喫できる遊び場として打ち出したのが「東京裏山ワンダーランド」です。東京に残る豊かな自然を「裏山」と見立て、大人も童心にかえれるテーマパークです。https://ura-yama.com/

テーマパークと言っても、ジェットコースターやショーがある訳ではありません。そこにあるのは、清流下りのためのチューブや樹齢300年の巨木までのハイキング案内など、外あそびを楽しむための手助けです。
私がお気に入りなのは、川辺に折り畳みチェアを出して、水に足をつけながら、ただただのんびりするチェアリング。観光客がいないスポットで「何もしない」という贅沢を味わいます。
そんな穴場スポットに私が行けるのは、スマホに表示される「遊び方ガイド」のおかげ。有料のパスワードを入力すると、スマホ画面に、とっておきスポットへの道順が案内されます。
自然には触れたいけど、面倒な下調べや準備は避けたい。口には出しづらいけれど、本音ではないでしょうか。

未来コンパスが指すミライ

この「裏山ワンダーランド」というコンセプトを考えたのは、通称ジンケンさんこと、神野賢二さん。外遊びの天才です。
ジンケンさんは、自分でテーマパークのエリアを画定し、そこで楽しめるコンテンツを用意することで、言ってしまえば「ただの自然」を「裏山ワンダーランド」と言う遊び場に変えたのです。

通常、「穴場スポットへの案内」という仕事は、“観光ガイド”と定義されることが一般的ではないでしょうか。自身の商品を「観光ガイド」と捉えるか「テーマパーク」と捉えるかで、顧客も、価格も、訴求方法も変わってきます。
少し違った角度で商品を捉えなおすことで、未だない自分達だけの商品を作り出せるのです。皆さんも自社商品を捉えなおしてみては如何でしょうか。

 

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 この記事を書いた人  

八重田 貴司(やえだ たかし)

外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。

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