第91回「CODE MONKEY」

このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。

未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。

 第91回  「CODE MONKEY」

娘がYouTubeのゲーム実況にハマっています。
視聴するYouTuberは、”ヒカキン”だったり、”マイゼン”だったり、”ちろぴの”だったり、その時々により違いますが、ゲームは一貫してマインクラフト。マイクラです。
自分でもプレイしたい様ですが、マイクラ体験教室の対象年齢は小学生以上。それではと購入を検討しましたが、どのハード機を買ったらいいのか迷っているうちに今に至ってしまいました。ゲーム音痴な私のダメなところが出ています。

さて、マイクラのことを調べていたら、見つけたのがこのサービス。対象年齢がより低い、未就学児でも出来るプログラミングゲーム「CODE MONKEY(コードモンキー)」です。


国際登録第1406881号(商標権者:CODEMONKEY STUDIOS LTD)
【商標】

【指定商品/指定役務】
教育用ソフトウエア ダウンロードできない教育用ソフトウエアの提供 など


コードモンキーはIT大国イスラエルの小学校でも採用されているゲーム形式のプログラミング学習サービスです。https://codemonkey.jp/
未就学児を対象とした「コードモンキーJr.」から、中学生以上を対象とした「コード・チャットボット」まで複数のコースが用意されていています。
一番簡単な「コードモンキーJr」コースは、「→」を押すとキャラクターが動くというシンプルなものですが、小学3年生を対象とする「コードの冒険」コースでは、step10で10歩進む、turn right で右を向くなど、一気にプログラミングっぽくなります。それでも、1つ1つ丁寧に進めてくれるので混乱することなく、コードが理解できるようになります。

未来コンパスが指すミライ

話は変わりますが、子育てはマーケティングに近いなと思うようになりました。
購入予定のないお客さんにどうやって手に取ってもらうか、グズる娘をどうやってお風呂に入る気にさせるか、苦手な食べ物をどうやって食べる気にさせるか等、相手に自らアクションを起こさせるために色々考えます。
「〇〇やったらお菓子あげる(報酬系)」は一時的な効果しかなく、むしろ「お菓子がないとやらない」と言い出す様になりました笑。
効果が高かったのは、ポイント制。「お皿のおかずを全部食べたら50ポイント!」と伝えると、ポイントを何かに交換できる訳でもないのに、喜んで食事します。
そして、昨日も今日も、おそらく明日も行うのが、洋服早脱ぎ競争です。早く脱いでお風呂に入った人が勝ちで、こちらも見返りはありませんが、娘は我先にと脱衣所に向かいます。親と遊んでいる感覚で楽しいのかもしれませんね。
これらは、ビジネスシーンに置き換えると、ポイント還元や期間限定セールに惹かれる心理に近いでしょうか。

さて、子育て経験とコードモンキーから分かったのは、人を動かすのにゲーム性がいかに重要かということ。子供は嫌なことはしませんから、子供を動かすゲームには、どれほど力があるかが分かります。
文字だらけのプログラミングにゲームがマッチしたように、小難しい仕事にこそゲーム性が求められるようになると思います。私が携わる法律分野にも何かゲームが応用できないか考えています。

 

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 この記事を書いた人  

八重田 貴司(やえだ たかし)

外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。

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