「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第106回 ハウオリは、新規集客のためのツールにあらず。

今やほとんどの美容室がホットペッパーで広告を出していると思うんです。でも、その中には「利益が出てもそれが全部広告費に消えてしまう」というサロンもある気がして。

先日、僕のところに40代のフリーランスの美容師さんが相談に来たんですよ。今いるサロンに加えて、ウチでも面貸しをすることで2拠点で活動したいって。さらに「ハウオリの勉強もさせてほしい」とも言ってくれて。

ええ、ありがたいことです。それで僕からは「ハウオリは既存のお客様に対して、追加で提供できる技術メニューなんですよ」ということをお伝えしたんです。既存顧客にとって、新しい消費動機になる技術なんだよ、と。

そうそう。だから今のサロンに通ってくれているお客様が、ハウオリを体験するために『マハロコ』にも来てくだされば、ホットペッパーで新規集客をしなくても売上アップすると思いますよ、って伝えました。でも…後日、彼女から届いたメールを見て驚いちゃったんですよ。

そうなんですよ。ハウオリって、お客様1人ひとりの髪のお悩みをしっかりヒアリングして提供するからこそ、お客様の満足度も高くなる。つまり、新規顧客を呼び込むための技術ではないんですよ、って説明していたんですけどね。

仰るとおりです。利益の話だけじゃなく、そういう意味でもジリ貧なんですよ。どこかで限界が来てしまう。だから僕としては「お客様の支払額は増えるけれど、その分満足度もしっかり上げられる」という価値観を、もっと美容業界に根付かせたいと思っているんです。

そうそう。ハウオリだって、元々世の中になかった技術に、僕が価値と値段をつけた。さらにそのハウオリを流通させるために「チケット制度」という仕組みも作ったんです。

ハウオリは既存顧客の満足度と単価をアップできる技術だから、新規顧客の集客ツールとして使わなくても大丈夫だよ、ということですね。ハウオリを導入したい美容師さんは、まずはしっかり岩上さんの教えを「完コピ」してやってみてください!
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















