「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第22回 美容室の「次回予約」は、自分を大切にする習慣へとつながる

そうそう(笑)。周りに聞いてみてもだいたい同じで。そもそも美容師さんから「次の予約はどうされますか?」なんて聞かれたこともないんです。マハロコではお客さんに「次の予約を取ってください」って言うんですか?

それはお店によると思います。ただ当然、こちらとしてはそうしてもらえた方がいいわけです。だからウチは「今日から2ヶ月以内に次回予約を入れたら、施術料金が5%お得になる」という制度を作ったんですよね。「早割システム」というんですけど。

いえ、日にちだけですね。施術前のカウンセリングの中でどういうメニューにするか決められる方がほとんどなので。「カットだけのつもりだったけどカラーもしようかしら」とか「根本だけ染め直そうと思っていたけどやっぱり全体的にカラーチェンジします」とか、話しているうちにやることが変わっていくので。

ああ、都合が悪くなった場合でも「2ヶ月以内」であれば日程変更も自由にできるようにしてました。安田さんが仰るように、この制度がお客様の負担になったら意味がないので。もっとも、その「早割システム」は今はやってないんですけどね。

それが出なかったんですよ。というのも「早割システム」をやっていた2〜3年の間で、予約表が常に2ヶ月先まで埋まるようになっていたんです。つまり、「5%割引になるから入れる」というより、「いま取っておかないと予約できない」という状態で。

僕が言いたいのはまさにそこなんです! 一度きりの人生なんだから、まずは自分の予定を優先しようよと。「優秀な人ほど自分の予定を先に入れるんですよ」って熱っぽく語っていたなぁ(笑)。

なるほどなぁ。美容室の次回予約をすることが、自分を大切にすることにもなるわけですね。それに気付いたお客さんは、「絶対に次回予約を入れよう」という意識になるでしょうし。いやぁ、なんというか、素晴らしい教えをされていますね!
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。