第75回 ハウオリがあれば、新卒でも即戦力になれる

この対談について

「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。

第75回 ハウオリがあれば、新卒でも即戦力になれる

安田

今日は美容師の新卒採用についてお聞きしたいと思います。なんでも最近は、カットやカラーの専門店が増えていることで、新卒がオールマイティな技術を学べる機会が減っているそうですね。


岩上

そうなんですよ。まさにそれが今の美容業界の問題点だと言われていて…。いわゆる「特化型」と呼ばれる専門店ではそうなりがちですね。

安田

国家資格を取るためにいろいろと勉強したのに、就職したサロンによっては全く使わないこともあるわけですね。


岩上

ええ。例えば美容学校の卒業生は全員パーマを巻く技術を持っています。ところが就職先がカット専門店であればパーマの施術は一切できない。つまり現場でその技術を活かすこともできないし、レベルアップすることもないわけですよ。

安田

うーん、なんだかもったいない気がしますね。


岩上

本当ですよね。さらに言うと、今ってSNSなどでいくらでも髪型の画像が見れるから、お客様側から「この髪型にしてください」と提示されることがほとんどなんですね。そうなるとカウンセリングの時間もどんどん短くなる。お客様とお話をしながら似合う髪型を見つけて提案する、みたいなことがなくなってしまうんですよ。

安田

つまりコミュニケーションの能力も高まっていかないわけですね。そういう傾向もある中で、『マハロコ』ではどういう教育を?


岩上

ウチは特化型のサロンではないので、学んできた技術はトータルに活かせますよ。ともあれ順番的にはまず『ハウオリ』の施術を覚えてもらいます。ハウオリの施術の基本である「ストレッチ」は美容学校で習う「ワインディング」という技術を使っているので、1ヶ月もあればマスターできるので。

安田

は〜、なるほど。ワインディングってパーマをかける時にロットを巻いていく技術のことでしたよね。美容学校の卒業生なら誰でもできるから、すぐに現場で活躍できるようになると。


岩上

そうそう。さらに学校では当然「シャンプー」も習っている。つまりハウオリ(ワインディング)とシャンプー、この2つはすぐにできるようになるわけです。そうなったらもう立派な戦力ですよね。本人としても自分で売上を作れるようになるので、モチベーションも上がります。

安田

いや〜それはすごい! ちなみにその時点でどれくらいの売上を作れるんです?


岩上

ハウオリのお客様であれば年間12〜15万円の売上になります。もちろん1人あたりなので、お客様が増えていけばどんどん大きくなる。

安田

なるほどなるほど。しかもマハロコに就職すれば、岩上さんから直接、お客様とのコミュニケーションの取り方や売上の作り方なんかも学ぶことができるわけですよね。


岩上

そうですね。そうやって技術と経営ノウハウを学んでいってもらうことで、最大3年で独立できるレベルまでには育てたいと考えています。もちろんその後もマハロコに残ってもらってもいいですし、地元に戻ってお店を構えるのであれば全力で応援もします。

安田

は〜、至れり尽くせりですね。マハロコに就職すれば、独立するのに必要なことすべてを給料をもらいながら学べると。超お得じゃないですか(笑)。


岩上

ありがとうございます(笑)。ただ「お得だから」というよりは、「お客様のお困りごとを解消したい!」や「お客様の理想の暮らしを実現したい!」という部分に共感して来てもらえると嬉しいですね。

安田

なるほど! そういう志を持った全国の美容師さんや新卒の方は、ぜひ『マハロコ』を就職先の1つの候補として考えてみるのはいかがでしょうか!


対談している二人

岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表

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美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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