「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第75回 ハウオリがあれば、新卒でも即戦力になれる

ええ。例えば美容学校の卒業生は全員パーマを巻く技術を持っています。ところが就職先がカット専門店であればパーマの施術は一切できない。つまり現場でその技術を活かすこともできないし、レベルアップすることもないわけですよ。

本当ですよね。さらに言うと、今ってSNSなどでいくらでも髪型の画像が見れるから、お客様側から「この髪型にしてください」と提示されることがほとんどなんですね。そうなるとカウンセリングの時間もどんどん短くなる。お客様とお話をしながら似合う髪型を見つけて提案する、みたいなことがなくなってしまうんですよ。

つまりコミュニケーションの能力も高まっていかないわけですね。そういう傾向もある中で、『マハロコ』ではどういう教育を?

そうそう。さらに学校では当然「シャンプー」も習っている。つまりハウオリ(ワインディング)とシャンプー、この2つはすぐにできるようになるわけです。そうなったらもう立派な戦力ですよね。本人としても自分で売上を作れるようになるので、モチベーションも上がります。

そうですね。そうやって技術と経営ノウハウを学んでいってもらうことで、最大3年で独立できるレベルまでには育てたいと考えています。もちろんその後もマハロコに残ってもらってもいいですし、地元に戻ってお店を構えるのであれば全力で応援もします。

なるほど! そういう志を持った全国の美容師さんや新卒の方は、ぜひ『マハロコ』を就職先の1つの候補として考えてみるのはいかがでしょうか!
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。