第81回 世界中でハウオリが受けられる未来

この対談について

「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。

第81回 世界中でハウオリが受けられる未来

安田

この対談で岩上さんと語れば語るほど、早く全国にハウオリが浸透すればいいのになあと思うんですよ。


岩上

ありがとうございます。僕もそうなることを願っています。

安田

一方で、結構今ってインバウンドで外国人観光客が多いじゃないですか。だから日本でハウオリを体験した人が、海外でハウオリを広めてくれる未来もあるんじゃないかなと。


岩上

確かに! そうなったらなったで、とても嬉しいです。日本の美容技術が海外で注目されているのは間違いないですし。

安田

へえ、やっぱりそうなんですか。


岩上

最近は「韓国の美容が流行っている」みたいに言われていますけど、もとを辿れば、韓国の美容のベースになっているのは日本の研究なんですよ。ひと昔前は、韓国の美容室に日本のヘア雑誌がいっぱいあったくらいですからね。

安田

日本の技術やスタイルを参考に作られたのが韓国美容だと。


岩上

そうそう。ただ、日本にしろ韓国にしろ、これまでは「仕上がり重視」だった。要は、美容室に来たことで、自分の理想とした髪型になって満足できている状態がよしとされていた。僕はちょっとそこに違和感があって。

安田

「施術した瞬間がピーク」という話ですよね。そこからどんどん状態が悪くなっていってしまう。だからこそ髪質や頭皮の状態を改善するハウオリを作ったんですもんね。


岩上

ええ。ハウオリはむしろ、美容室から帰った後の暮らしの中でその価値を感じてもらえるものです。そしてその期間で「なんだか調子いいな」と思ってもらえるからこそリピートしてもらえる。

安田

うんうん。しかもクセ毛とかハリとかの髪の悩みって、万国共通じゃないですか。そういう意味でもハウオリは世界中にニーズがあると思いますよ。


岩上

実際、僕が担当しているお客様にも、韓国や中国、マダガスカルなどいろんな海外の方がいるんですけど、カタコトの日本語しかわからないながらも、皆さんハウオリはずっと続けてくださっている。それはやっぱり髪や頭皮の調子の良さを日々感じてくれているからで。

安田

ふーむ。それを聞くとますます、ハウオリは海外進出した方が早く広まる気がします。ちなみにもし海外のサロンから問い合わせが来たらどうします?


岩上

それはもちろん大歓迎です。…誰かが通訳してくれれば、ですけど(笑)。ハウオリって、もちろん機械も使いますけど、基本的にはカットやカラーと同じ「美容技術」なので、そこまで難しい説明もいらないと思いますし。

安田

確かに、やり方さえわかれば効果が出せるわけですもんね。…でもどうなんですかね、お客さんの中にはいわゆる「エビデンスを出して」みたいな人もいそうですけど。


岩上

もちろんそれを提供することも可能なんですけど、ハウオリはその人ごとに効果が違ったりもするので。とりあえず何回か受けてもらえれば、「あれ?なんか調子いいぞ」と感じてもらえる自信はあります。

安田

なるほどなるほど。そう考えると、なおさら海外にも合っているような気がしますね。日本の方たちよりそういうフィーリングを大事にしてそうですし。


岩上

あぁ確かに。そうか、ちょっと海外向けのPRも本格的に考えてみようかな(笑)。

安田

絶対受け入れられると思いますよ!まずは通訳さんを探すところからですね(笑)。


対談している二人

岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表

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美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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