ネットの履歴書
第81回『行きはヨイヨイ帰りはこわい』

  • ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第81回『行きはヨイヨイ帰りはこわい』

 

安田

東京ってコロナの巣窟みたいな見られ方ですよね。

三澤

はい。GoToも除外されましたし。

安田

でも東京にいたらぜんぜん普通っていうか。地方のほうがよっぽど大変なんじゃないの?って気がします。近所の目とか。

三澤

地方都市ほどコロナにかかったら大変でしょうね。周りから白い目で見られて。

安田

ですよね。でも「東京はえらいことになってる」って、地方の人はみんな思ってるわけで。やっぱりメディアの影響でしょうね。

三澤

そう思います。

安田

「東京の人は移動するな」みたいに言われてますけど。人口比率から考えたら少ないぐらいですよ。

三澤

そうですよね。

安田

だって1400万人もいるんですよ。日本全体の10%。そりゃ百人二百人くらいは出ますよ。

三澤

重傷者も少なくなってますし。

安田

ですよね。でも世の中的には「まだまだ自粛だ」って人も多くて。専門家は「もうそろそろ普通に生活したほうがいい」って人も出てきましたけど。

三澤

前からそう言ってる人はいたんですよ。メディアが取り上げないだけで。

安田

完全な印象操作ですよね。

三澤

そう感じます。

安田

休んでても給料が出るので「もう会社に行きたくない」って人が増えてるそうです。「コロナかもしれない」って嘘をついて出社しないとか。

三澤

行かずに給料が出るならそうなりますよ。感染が怖いっていうのもあるでしょうし。

安田

実際どうなんですかね。やっぱり「怖い」っていう人が多いんでしょうか。

三澤

お年寄りや持病を持ってる方は重症化しやすいので。でも20代の健康な若者がコロナを怖がってる感じはしないです。

安田

たまに若者でもいますけどね。絶対に東京にはこない人とか。

三澤

そんな人います?もうマスクしない人も結構出てきてますけど。

安田

私も不思議なんですよ。「なんで若者がこんなに怖がるんだろう」って。

三澤

「重症化しない」ことも数値化されてますから。

安田

「あとで後遺症が出るかもしれない」とか。まことしやかにうわさが流れてたりするので。そんなこといったら、どんな病気でも後遺症なんてあるんですけど。

三澤

そんなに深刻に捉えてますか?いまの若者って。

安田

少ないですけどね。そういう人もいますよ。でも冷静に考えると「危ない危ない」って言い過ぎるほうがよっぽど危ないですよね。

三澤

そう思います。

安田

コロナ以外の病気の人を受け入れるキャパがなくなったり。あるいは完全に経済が止まっちゃったり。新幹線なんて、国鉄時代よりも赤字が大きいそうです。

三澤

へぇ。それは結構深刻ですね。

安田

このままいったら「路線廃止しないといけないんじゃないか」とも言われてて。

三澤

飛行機なんかはそれ以上にまずいらしいですよ。

安田

まずいですよね。「JALとANAを統合しないと生き残れないかも」って。それに比べたらコロナ自体の危なさなんて誤差みたいなもんですよ。

三澤

そんなことを言おうものならネットで叩かれますよ(笑)

安田

ネット民も自粛派が多いんですか?

三澤

多いと思いますね。

安田

日本は会社員が多いですからね。自粛してても給料は払われるし。

三澤

それは大きいと思います。

安田

いちばん危機感があるのは経営者ですよね。社員はなんだかんだいって「会社は潰れるわけがない」と思ってます。

三澤

さすがにこの状態が続くと経営者は厳しいです。

安田

「ひょっとしたらまずいかも」と思ってる経営者は結構いますよね。

三澤

かなり多いと思います。どれだけキャッシュを持ってるかですね。「現金を持ってないと、この先非常に危険」というのが我々経営者の認識。

安田

ですよね。にも関わらず社員さんはけっこう呑気です。

三澤

実感がないですから。まさか潰れるとは思ってないんでしょう。

安田

でも社員を抱えながら耐えるのはなかなか大変ですよ。給料を払い続けてたら、あっという間に現金なんてなくなるわけで。

三澤

そうですね。いまチェーン店とか軒並み赤字出してるじゃないですか。スシローとか吉野家とかサイゼリヤとか。

安田

はい。外食はかなり厳しいです。

三澤

1日何千万っていう赤字を毎日出してるわけで。経営者からすると、その怖さってすごいと思う。

安田

「財布の底に穴あいてる」みたいな感覚でしょうね。

三澤

300店舗とか400店舗の中堅がいちばん怖いみたいです。上場してたらまだいいんですけど。未上場の企業なんてそんなにキャッシュ持ってないですから。

安田

上場してたら社長の個人保証も外れますし。未上場の会社は社長に直接来るので。家族、親戚含めて家まで抵当に入ってたり。

三澤

そういう人は多いと思います。

安田

そう考えると、どこかで「このまま自粛を続けるのはまずい」ってなるでしょうね。最近マスコミでもちょっとずつそういう意見が出てきましたし。

三澤

テレビはどうしても視聴率が取れるほうに行きますから。

安田

やっぱり最初はネットですかね。ネットの意見が「やっぱり経済を動かさなきゃ」ってなると、テレビの風向きも変わりそう。

三澤

どうでしょう。そこはやっぱりテレビのほうが強くないですか。

安田

そうなんですか?

三澤

実際テレビによって洗脳されてますよ。地方の人が「東京によく住めるね」「よく生きてられるね」っていうのは、テレビの影響力が大きい。そこにネットがさらに火に油を注いでいってる状態。

安田

じゃあ、テレビの論調が変わればネットも変わるってことですか?

三澤

テレビに出てくる専門家の意見ですね。だいぶいまは変わってきてますけど。「もう、いったん峠を越えましたよ」っていう見解が増えてきてます。

安田

そういう専門家がテレビに呼ばれるようになって来たんでしょうね。

三澤

そうでしょうね。

安田

テレビ局も責任を感じてるんですかね。煽りすぎて「さすがに経済がマズいぞ」って。

三澤

まあ必要以上に煽って来ましたから。政治も絡んで、われわれ国民をこっちのほうに誘導するみたいな。

安田

完全なミスリードじゃないかと思いますけど。

三澤

誘導したものをいつかは戻さないと。経済破綻があるわけですから。

安田

テレビなんてまさに広告で成り立ってるわけで。スポンサーの業績が落ちたら自分らもまずいわけじゃないですか。

三澤

今そうなりつつあります。大きなブーメランが返って来た感じ。

安田

広告費って最初に削られますからね。東京都知事も「10時には店閉めろ」「できるだけ外食するな」って言ってるじゃないですか。

三澤

言ってますね。

安田

「実はコロナは大したことなかった」ってなった場合、潰れた店の責任とかどう取るつもりなんでしょう。

三澤

責任は取れないでしょう。

安田

ですよね。私の知り合いも「頼むから帰ってこないでくれ」って実家に言われるそうで。近所からほんとに叩かれるみたいです。

三澤

やりすぎですよ。メディアの力ってすごいなと、改めて思います。

安田

「間違えた」と思ったら、ちゃんと認めて戻して欲しいですよね。

三澤

いや戻せないでしょう。日本人は無難な方に誘導するのは簡単なんですけど。逆は難しいんですよ。

・・・次回へ続く・・・

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