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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。
「人は自然とネガティブになっていくのか?」
人は自然とネガティブな気持ちになっていく。
社員さんがそんなことを話していて、「えぇ、そうなの!?」って驚いて、ちょっと調べてみたところ・・・「ネガティビティ・バイアス」というのがあるらしいですね。
簡単に言うと、楽しい思い出よりも、辛い思い出の方が印象に残ったり、覚えていたりするというものだそうです。なんだか幸せな思考とは縁遠い!?機能が人間には備わっているんですねぇ(汗)
ネガティブな方をしっかりと記憶することで、再びそういうことが起こらないように動く(避ける)というのはありそうですよね。
その結果、人類は今のような発展を遂げるに至ったのかもしれません。
ちなみに、先日、スペインにいて、思った以上に英語が通じずに驚いています。
趣味の格闘技で出稽古にいきましたが、ずっとスペイン語で、何言ってるか全く分かりませんでしたよ(汗)
冒頭の社員さんなら、瞬時にネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。
が、僕はそういうのすごく楽しいんですよね。
その後、スペインのバルセロナからフランスのパリに移動しましたが、どんよりした天気と、なぜかお腹を壊してしまって、寝込んでいたので、パリにはネガティブな印象を持ってしまいましたね・・・
そもそも、人間万事塞翁が馬って言いますから、その瞬間のポジティブ/ネガティブってあんまり当てになりませんよね。
お腹を壊して寝込みましたが、おかげでゆっくりと休めましたし。
そもそも、人生という長い目で見ると、私たちは徐々に死に向かっているわけで、多くの人は放っておくとネガティブな感情を持つのかもしれませんね。
なんて言いながらですが、実はものすごくネガティブな感情を抱いた出来事がありました。
スペインには多くの中国人観光客がいて驚きましたが、一方で日本人に出会うことはほとんどありませんでした。
観光客のほとんどは20代の若い中国人です。
金銭的に行けなくなってしまった若い日本人が多い一方で、はるばるスペインに来て、しっかりと英語でコミュニケーションをとっている姿を見ると、日本の将来に対してネガティブな感情を持ってしまいました。
これから四半世紀で大きな差が生まれてくるとゾクッとしました。
著者/市川 厚(いちかわ あつし)
株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/
LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/
<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。