お医者さんは、なやんでる。 第39回 「病院の収益アップには、”物販”がオススメ」

第39回 「病院の収益アップには、”物販”がオススメ」

お医者さん
お医者さん
どうにか収益アップを図りたいが、保険診療というルールの中では限度があるな。かといっていきなり自費診療に切り替えれば患者さんは減るだろうし…。このジレンマを解決する方法はないだろうか。
それならいいアイデアがありますよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ん? ああ、確かあなたは……
ドクターアバターの絹川です!お医者さんの様々な相談に乗りながら、「アバター(分身)」としてお手伝いをしている者です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうそう、ドクターアバターだ。で、どんなアイデアを持ってきてくれたの?
ズバリ、物販です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
え? 物販?
そうです。先生のジレンマを解決する第一歩として、病院で物販を行うんです!
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ちょ、ちょっと待ってくれよ。物販って一体、何を売るっていうの。
そうですねえ。ベタなところでいけばサプリとか健康器具でしょうか。あるいは健康に役立つ書籍とか。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うーん……まあ、わからなくもないけど、なんでそれがジレンマの解消につながるの?
先生も仰っていたように、保険診療の中で行うビジネスには限度があるんです。国がルールを決めるわけですからね。医療費削減の動きは今後止まるどころか進む一方でしょうから、ジリ貧だ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうなんだよね。私たちはある意味、国の下請けみたいなもんだから。
かといって、自費診療のハードルは高い。医療=保険がきくもの、と考えている人がほとんどですからね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうなんだよね。自費診療にしか活路はないのに、患者さんには受け入れてもらえない。保険から自費への切り替えも大変だろうしねえ。
でも先生、別に病院の商品は「診察」だけじゃないですよ?
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
え?
医療業界にいると、「保険か自費か」という考え方は当たり前なんですが、他の業界を見てください。たとえばコンビニの商品で、保険がきくものなんてないでしょう?
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
あ……
逆に言えば、すべて「自費」の商品だとも言える。そして先生、「病院で物を売ってはいけない」なんて法律はないんですよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほど……つまりあなたは、診察を自費に切り替えるのは大変だから、まずは物販で収益アップを図る、ということを言っているんだね。
仰るとおりです!診療報酬制度の枠を出たところで売上を作る、ということです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
確かに、サプリや健康器具なら医業の範囲内だろうし、患者さんから見ても違和感ないか。
ええ。むしろ喜ばれると思いますよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
病院に売り場を作るなんて考えたことなかったな。でも、確かに挑戦しやすいアイデアかもしれない。リスクもそれほど高くないだろうし。
ええ。それに、病院に個性をつけていくのにも適しています。売り場をデコレーションしたり、独自のポップをデザインしたり。先生の得意分野と絡めて発信すれば、新規の患者獲得にもつながるかもしれない。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うん……確かに。いろんなシナジーが生まれそうだ。
お医者さんだからといって、「診察」だけしか売っちゃいけないわけじゃないんです。なんだって売っていいんですよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうだね。うん!なんだか視界が晴れた感じがするよ。ちょっと具体的に考えてみたいから、相談に乗ってくれるかい?
はい!無料相談のサービスもありますから、ぜひお申し込みください!
絹川
絹川

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医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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