第44回 わび和さび -社長峠のことわざ

この記事について
半世紀も生きてきますと、【ことわざ】の持つ意味が、より深く染みるようになりました。昔の人はうまいこと言ったもんだなぁと、しみじみ。時代の転換期、大きく世の中が変わってゆく中でも、人やこの世の本質的な部分は、案外変わらなかったりします。結構スルドイところを突いてくるのです。

本日のことわざ
「瓢箪から駒

 

タカコ

おっと!本日のことわざ、漢字が難しい。

ほひほひ

「ひょうたんからこま」

タカコ

あ~聞いたことある。意外なところから意外なモノが出てくるというたとえだね。

ほひほひ

そうそう、ここでいう「駒」は馬のこと。小さいひょうたんから大きな馬がでてくるくらい意外!っていう意味だね。

タカコ

意外なところから、、、といえばさぁ、時々聞かれることがあるのよ「どこで勉強しているのですか」って。

ほひほひ

何の勉強?

タカコ

経営とか、、中でも特に、どうやって先の事を読んでいるのですか?って。どこでその知識を得たのか知りたいって。

ほひほひ

答えられなかったのかww

タカコ

うん、そういう場所で学んだこともゼロではないけれど、もっと自分の考えの軸となる部分って、説明しきれないところで学ぶことが多かったから。

ほひほひ

ほほう~たとえば?

タカコ

マンガとかアニメとか。子供の頃、何気なくみていたものに実は本質的な答えがあったりするんだなあって。

ほひほひ

へえ~

タカコ

ここ最近で一番「なるほど面白い!」って思ったのがさ、以前YouTubeか何かで聞いた話なのだけど、、、

ほひほひ

フムフム

タカコ

戦争や争いなど力が支配する【ジャイアンの時代】から、高度経済成長期にみられるような経済中心の【スネ夫の時代】を経て、これからは【のび太の時代】に移行しつつあるって。

ほひほひ

ほほう~これはわかり易いたとえ☆

タカコ

そう!これからは「力」でも「経済力」でもなく「一芸に秀でる事」の方に価値が生まれやすくなる時代。のび太は色々ダメって言われているけど、あやとりと銃の早打ちは誰にも負けない!

ほひほひ

FANTASTIC☆

タカコ

これまでの時代は、学校教育含め一通りバランスよくできるようになることを求められてきたよね。「苦手」はやらなくてよいではなくて「克服するもの」みないなさ。

ほひほひ

そうね。

タカコ

でもこれからの時代はさ、AIやロボットがいろいろやってくれるから、人間は自分の好きで得意なものにもっとフォーカスして伸ばしていく事ができる。

ほひほひ

しずかちゃんは、わかっていたのね☆

タカコ

今回、マンガの例を挙げたけれど、本当に意外なところにヒントや答えがあったりするんだ!まさに【瓢箪から駒】

ほひほひ

それをキャッチできるアンテナを立てることが大切かもしれないね☆

 

 

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著者について

 

黒須 貴子(くろす たかこ)
https://tempurayama.com/

数々のアルバイトや専業主婦などを経て、消防設備の会社を設立。下請けからの脱却、女性消防設備士の登用など、難題に直面してきた経験をシェアして生かせる〈社長峠の茶屋〉を始める。学生時代はパンクロッカー、現在はヴィジュアル系のキャンサーサバイバー。

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