“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第69回 万代から広がる、家族で楽しむ新しい娯楽の形

Xでお見かけしましたけど、万代さんの新店舗は映画館や焼肉屋さんと隣接しているそうですね。これってすごくいい立地なんじゃないですか?

そういうことです。その上で、なるべく低価格で楽しめる場所を提供できたらいいなと。というのも今の時代、娯楽にお金がかかりすぎてしまって、「家族で遊びに行こうにも費用がかさんで仕方ない」という声が増えてるでしょう?

そうそう。だからこそ万代では「お手軽に遊べる場所」を目指しているんです。とはいえ我々の店舗の滞在時間はせいぜい2時間程度なので、他の店舗とセットで半日くらいは楽しんでもらえるといいなぁと思っていて。

うーん、確かに競合する側面がゼロというわけではないんですが、どちらかと言えばお互いにありがたい存在だと感じているんじゃないかな。エリア内にさまざまな業態のお店があることで、全体としての集客が増えるわけですから。

本当ですね。、おかげさまで新店もすごく好調で。新青森店のオープンを見に来たデベロッパーさんからは、早くも次のプロジェクトについてお話をいただきました。

「単独で出店するより複合施設の方が集客の面で有利」だというのは、他の業態の企業も感じているんじゃないですかね。実際、今日話に出た映画館や焼肉店も、「近くに万代があったことでウチの集客も伸びたぞ」なんて思っているかもしれません。

ええ、そうなっていけたら嬉しいです。もし「一緒にやりたい」という企業さんがあれば、ぜひお声がけください!
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。