“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第73回 業績アップの秘密は「スナック」にあった?!

ええ。というのも、農家さんの日々のルーティンの中に、「仕事終わりにスナックに行く」というのが組み込まれているらしくて。僕なんかはそういう習慣がなかったので、「なぜ常にスナックなんだろう?」と不思議だったんですけど。

そうそう。地方のスナックって「情報発信のハブ」のような機能を持っていて、地元の人がいっぱい集まってくるんです。どこのスナックに行っても、ママがとにかくいろんな情報を握っていて。「ここの地権者さんのことはよく知ってるわよ」とか、「農家さんは最近羽振りがいいわね」とか。

新しいビジネスというよりは、農家さんとお知り合いになって、その後万代にご来店いただく、みたいなケースが多いかな。でもどちらかというと、そういったマーケティング的なメリットではなく、社内のコミュニケーションの場として大いに活用させてもらっている感じです。

仰るとおりです。もっとも、それに気づいたのは最近なんですよ。想定以上に業績が上がっていて、「何が違ったんだろう?」と振り返ってみたところ、「そうか、スナック通いで社内の共通言語がキッチリできたからだ」と気付きまして。

そうすると、年齢的にもピッタリ合っていたのかもしれませんね。それにしても、「仕事のコミュニケーションは勤務時間内に終わらせてほしい」という人が増えている中で、倉橋さんのところはある意味逆行してますね(笑)。

そうかもしれませんね(笑)。でも僕自身は勤務時間外のコミュニケーションも欠かせないと思っている方なので。それをXでも公言していますし、そこに共感してくれる人が入ってきてくれているんだと思います。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。