“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第79回 万代の台湾式のクレーンゲーム「爆裂台」の魅力

倉橋さんのXで拝見した「ポテトチップスの仕入れが膨大だった」という投稿がすごく気になりまして。たしか1ヶ月で38,000袋仕入れたんでしたっけ?

そうなんですよ。全15店舗に1台ずつ、以前お話した台湾式のクレーンゲームを導入したんです。

そうですね(笑)。そこがスーパーなどの小売業と違うところで、普通にお菓子として販売していたら、そんな食べきれない量買わないんですよ。でもクレーンゲームになると、落ちる瞬間のドキドキで、「もう1回!」とつい挑戦したくなる。

そうなんです。クレーンゲームの中に何を入れるかはすごく重要なので、バイヤーも真剣ですよ。ポテチ以外にも明星のラーメン5種セットとか、明治のチョコレートとか。そういう意味ではやっぱりトップメーカーが強いですね。誰でも馴染みがありますから。

そういうことです。カルビー、明星、明治、という誰でもわかる商品というのが大事ですね。あとは取れた時の盛り上がりをどう演出するか。クレーンゲームをお店のどこに設置するかなどは、かなり時間をかけて考えています。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。