黒字事業を雇われ社長に売却することになった質問者さん。買い手(雇われ社長)に売却資金を調達させる方法を大久保先生に質問。財務アタマが鍛えられた質問に大久保先生からお褒めの言葉も!(音声はこちら)
>>>大久保圭太氏のプロフィール

そうすると少し利益が落ちるよね。で、おそらくこれは前提は事業譲渡で考えてると思うので、要するに株は売らないけれども事業を売ると。だから、賃貸借契約はいまの設立した会社でやるんだけど、会社の事業の中身だけを彼に別の会社に買ってもらうと。で、福祉の事業をやるっていうことだと思うんですよ。おわかり?


うん。しかも、銀行の返済も終わってるようなビジネスだとするならば、0ではないと思う。で、2つめが株を売るパターン。株を売ると、そもそも2年程度の社歴なんだけど、「厳しい」とは書いてあるけど、ホントに厳しいかどうかだよね。2年で営業利益がちゃんと出てる会社、あるいは3年なのかわかんないけど、株を彼に渡すときに、その会社で借りてしまうと。まあ、MBOだよね、孫さんがやったやつ、ボーダフォンのとき。

いや、あんまり良くない。説明は必要。だからMBOの資金をこの箱で借りるっていうことも1つ。個人じゃなくて。それから、自己株式で買う。会社が自分の株を買ったら純資産は減るけど……えー、何ていうのかな、難しいね説明が。

そうだね。そうすると、会社が持ってる分は数えないから100パーセントのオーナーになるので、それも銀行と話してやって……ごめん、運転資金っていうのはちょっと乱暴だけど、話してやっていくっていうほうがいいのかなっていうふうに思ってる。その場合、たぶん家賃は取れないと思うんですよね。会社ごと売っちゃったら、この会社が家賃契約をオーナーとしてるだろうから。あ、この人が物件を持ってんのか。

ね。だから、「1株10万円の資本金の会社」って言ってるけども、利益が500万、2年出たとしたら1,000万ぐらい出てるから、おそらく資本の部は1,000万ぐらいの価値があると思うの。わかんないけどね。納税後とかは500万とか、そういう感じにはなってると思うんで、いいですよ売って。「1株いくらで売ってもいいか」っていったら、いいですよ。これ、同族だったらダメだけど、第三者間取引はいいですよね。悪意があればあれだけど、例えば脱税みたいな。税理士さんだとどうしても、財産評価基本通達っていうのがあって、親族間で売るとき、要するに相続税対策のための規定があるから、税務上の時価じゃなきゃダメって本気で言ってるやついんだけど、したらM&Aなんか成立しねえじゃねえかって話で。第三者間は自由じゃない?その会社に価値があると思ったら、純資産が100万円でも1億円で買ったっていいわけだから。なので、ここはまったく身内じゃなければ関係ないと思っていいですね。

1,790万の20パーセントは課税されるの、個人で。ただし、お金は個人に入りますと。だから1,500万ぐらい残ると。一方で事業譲渡、事業で売った場合は、いまあるA社にお金が入るのでA社が課税されると。で、A社の使い道がないんであれば無駄だよね、35パー取られるから。