前半でお伝えした大久保さん出演のYoutubeはご覧になりましたか?後半では歯科医師さんからの質問にビシッと回答します。開業を目指し、個人事業と医療法人どちらにすべきかお悩み中。収益10倍を目指す事業となると、そもそも医療法人である必要はあるのか?別事業会社だとどうなの?という方向に向かっていきます。(音声はこちら)
>>>大久保圭太氏のプロフィール
与太に力入れすぎなだけです。お願いします!
まあ、でも税率でしょ、医療法人と個人。ひとつは税率差が、これは「株式会社と個人事業どっちがいいんですか?」って話と同じなんだけど、結局、医療法人化すれば税率が最大30パーぐらい?……いい加減になってきたね(笑)30パーぐらいの税率になるから、2,000万以上所得が出るとか、あと、個人だと最大55パーとかになっちゃうんで、いわゆる役員給与と個人所得と法人税のバランスみたいなことは当たり前の話だよね。そんなつまんない話はいいんだけど。
(笑)
それはそうじゃん(笑)あとは、だから、あれか、相続税対策になるのか。まあ、若いからいいけど。
いま34歳ですね。
ね。医療法人の持分ってそのまま利益剰余金積み上げても高くならないから。そうすると、自分の資金にしていくと相続税かかってくるんで、そのへんの税金のメリットは非常にあんのかなと。利益が出ればだよ。
法人化だと。
法人化すれば。一方で、なんだっけ?デメリットで?
いくつか出されてましたが、手続きが異常に手間、社会保障額の増大がある。
手続きは代書屋にやらせればいいから、たぶん簡単だよ。行政書士とか司法書士。
司法書士の先生とか?
うん。
えー、顧問料のアップ。
交渉次第だね。そこは税理士の……(笑)
まあ、でも、法人でやるか個人でやるかで決まってる感はありますよね。
まあ、一般的には高いよね。まあ、ぶっちゃけ、やること変わんないんだけどね。
も、決算のときとかは丸っと持ってかれるんじゃないですか。
いや、決算料あるじゃん。決算は大変だよ。申告書難しいから。まあ、難しいっつってもソフトなんだけど。ちょっと面倒だけど。普段はあんま変わんないんだけどね。でも、個人だと安いんだよ。なんでだろうね。うち、法人やんないからさ。
ああ、そうかそうか。
まあ、それは交渉次第。社会保険は、まあ、スタッフは払ってもらってうれしいんじゃないの?そんなことないのか。
逆に採用に生かせるとかね。
とかね。あとは調達だよね。調達ができるから。調達したときにどうしても、個人にひっつくのか法人にひっつくのかっていうのは大きいよね、っていうのはいつもの話だけど。まあ、連帯保証が入れられるかもしれないけど、それでも、いつか外れるタイミングが来ることを考えると、いつか外れるぐらいの財務状況になってれば相続税が下がってるっていうのはかなりのメリットだから、ガンガン利益を出していきたいみたいだから、そうすると医療法人にしたほうがいいかなと思いますね。
若干、出口次第みたいな話になってきますよね、このあたりは。
でも、IPOするわけにもいかないし、M&Aっつっても、おそらく先生のキャラでとるっていうスタイルが多いと思うんだよね、歯科だと。インプラントとかだっけ?じゃないんだっけ?
インプラントとかも……
やっていく?
いや、違いますね。インプラントなどの高額治療での儲けよりも、予防型で患者教育を提供し、メンテナンス意欲の高い方たちの高収益の医院を運営したいと。
ああ、すばらしいね。そこがどういうふうに高収益につくれるのかっていうことと……
これ、遠隔予防歯科診療って何ですか?
知らない(笑)
「5Gの社会で」みたいなやつですか?
できんのかな。
「地方の方も最新の」みたいなやつ?
それは情報配信とかじゃないの?
そういう話なんですか?
遠隔……なんだっけ?
ググるんですか(笑)
(笑)
遠隔予防歯科診療って書いてありますけど。
遠隔予防歯科診療……
めちゃくちゃパソコンのタイピング音がでますけどね。
ごめん、ネットつながってなかった(笑)
そんな面白い話ありますか。何それ。普通のおじさんじゃないですか(笑)
普通のおじさんだよ(笑)
すごいな、それ。
いま接続された。
いいですよ(笑)そういうのいらないですから。
(笑)でも、あるんだよ。スマホ通院とかじゃない?オンライン診療。あ、ビデオで、だから
予防ですもんね。
うん。
そうかそうか、コンサルに近いんだ。
これ、でも儲かんの?よくわかんないけど。結構さ、歯科医師さんとかって本当に先生のキャラでとっていくっていうか、尖って……ただ、時間の仕事になっちゃうからね、結局。労働集約だよね、だから。まあ、それはそれでひとついいんだろうけど、どうなんだろう、あんまわかんないけど、オンライン通院のほうが単価取れんのかな。普通にやったほうが取れるのかな。
たしかに。このあたりはビジネスモデル上の話になってきますよね、サービスと。
そうだね。
ちなみに、先ほどポロッとおっしゃってましたけど、要は独立するときに個人でするか法人でするかって話、よくあるじゃないですか。
うん。
ただ、たしかに歯科とか医師とかの国家資格系だといろいろあんのかなと思って。それ、一緒と考えていいんですか?基本的な考えは。
まあ、基本的な考えはそうだね、税率とか。だって、税理士だって同じじゃん。個人事業でやるか法人でやるか。消費税のところがどうなのかなっていうのはちょっとあったけど。社会診療?社保とか国保とかから来るやつだったら非課税でしょ、もともと。そうじゃないやつは、自費は課税だと思うんで、どっちとるかによって、そもそも、だから、社会……なんていうの?これ、あんまよく…。
社会保険診療?ですか?
社会保険診療みたいなのが多いんだったら、そもそも消費税のことはあんま考えないでいいのかなと思ったけど。ただ、自費が多くて消費税が免税とりたいみたいな話であれば、初めは個人で始めて法人化するっていうのもいいかもしれないし。
なるほど。
あとは、そもそも医療法人でやる必要があんのかっていう、ビジネス的に。僕らも税理士法人は税務業務しかできないから、それ以外のはコンサル会社でやってるけど、その先生がやりたいことも、診療以外はいろんなことをやっていく、要は10倍の収益出すってことは、たぶん相当……
たしかにね。事業っぽくいくのか、高額のコンサルっぽくいくのか、わかんないですけど。
そう。事業っぽくいくんだったら、個人事業、まあ、相続税対策とか、出口戦略の話をすんなって言われたからわかんないけど、個人事業で医院はやっておきながら、社保とかの負担もあるっていうんだったら。で、別に事業会社つくればいいんじゃないの?っていう。
なるほどですね。
それで普通に商品開発するとか。10倍っていうと、やっぱ、そういう空中戦とか入れてかなきゃいけないもんね。
事業上、歯科の普通のいわゆる医院としての仕事と、ホントに事業家っぽくやるところを切り分けて、法人と。じゃあ、医院のクリニックのほうは普通に個人でやってもいいんじゃないの?みたいな感じは、年収2,000万とか、そのへんのボーダーも考えつつやったら?みたいな感じってことですか?
そうそう。そうすると出口が出てくるじゃん?医療法人だと動きにくい。まあ…M&Aもなくはないんだろうけど、動きにくい部分が。株だといろんなこと目指せるから。
たしかに。でも、強いですよね、国家資格の方々って。それこそ大久保先生とかもそうですけど、やっぱり国家資格としての、たとえば税理士法人であれば、税理士のストック型のとか、歯科の先生もある種、歯ストックみたいな事業をやりつつ、攻めるときにはそこのそっかり蓄えた資金で事業を攻めたりできるじゃないですか。
違う違う。蓄えたじゃないから。これ、財務アタマを鍛えてるから。
ああ、言い方を。
違う!信用とストックの安心感で調達をしてビジネスをするというね。
ああ、そうですね。
そうすると、株式会社でちゃんと調達して。っていうのも、やっぱり、そっちの収入がちゃんとしてれば、銀行もそこ見るから、レバかけたことができると思うので。なんか、そういう感じなんじゃないかなって気がする。
それを考えると、やっぱ切り分けたほうがいいんですか?
切り分けちゃってもいいのかなっていう気はするけどね。
まさに経営者やりたい雰囲気の先生ですもんね。
そうそう。そんな感じじゃない?まあ、本当にビジネスが固まればだけど。でも、分けたほうがいいかなって思うのは、これはいい悪いじゃないけど、やっぱり食えちゃうので、そうすると、どっちの収入がどうなんだっていう、あんま考えなくてもいけちゃうっていう、それ自体いいことでもあり、拡大したいっていうときに、僕らもそうだけど、分けといたほうがちゃんとビジネスやろうって気にはなんのかなあっていうところっすかね。
なるほどですね。困ったら先生に戻れるって強さもあるし。うらやましい!
そうそう(笑)
うらやましいですね。というわけで、やってまいりましたが。ぜひ、まず、スタンプを買っていただいて。
え?
え?
なんでスタンプに戻った?(笑)
いや、わかんないですけど。
べつに俺に入んないからさ。
そうなんですけど。
あ、Facebookで宣伝すればよかったね。
そうそう。この間LINEでね……
ぜんぜん盛り上がんなかったけど。
なんでLINEで紹介して……
LINEだから、俺、LINEなのかなと思って。いいんだ?FacebookでLINEの……
いいですよ。
敵だからダメかと(笑)
プラットフォーム目線?(笑)
そうそう。なんか妨害されんじゃねえかなと(笑)
いい人ですね(笑)というわけでやってまいりました。ぜひ、いまの話を受けて、独立前とかね、いろいろ悩み増えると思いますから、そのときはご質問お待ちしております。
はーい。
というわけで、本日もありがとうございました。