コロナ禍の調達については現場最前線のお話を。必然と会社組織の見直しも視野に入ってきますね。真面目に、今助けられること、やるべきことをたっぷりお届けしています。(音声はこちらから。2020/4/20配信)

前回の話が、最優先のプライオリティが調達だって話があったんですけど、とはいっても血液だと思うんで、他にもやれる手だてはあるだろうっていうところを、いろいろ今日は教えていただきたいなと思うんですけど。

はい。調達について「いいところしか出ない」って言ったんだけど、ちょっと続けちゃうと、実はいま返済止めてても出るとこが出てきてて、結構びっくりしてるんだけど。いままでって「リスケ中は出ませんよ」って話で、3月とかはそんな感じだったんだけど、4月に入って徐々に、「支援しろ」っていう国の方針があるから、止めてても……いや、まったく返してないとかはキツい……これも分かんない、また変わるかもしれないけど、少し弁済開始して、たとえば「15年とかでまき直して返し始めるなら真水出しますよ」みたいな。だから、結構ヤバかったのが復活しそうになったりとか。あと、政策金融公庫とか保証協会とかセーフティとかで真水を出すというようなのが少し出てきてるから、あきらめちゃいけないよねっていうのがひとつ。あと面白かったのが、中小企業支援協議会か、支援協っていうのがあるんだけどさ、再生とかがまとまらないときに入ってもらって、計画とかをつくって、再生計画、で、銀行に納得してもらうっていう支援協っていう機関があるんだけど、この間、案件持ち込んだらさ、感染症特例リスケジュールっていう特例を出してきて、計画つくらなくても強制リスケみたいな。

かつ「セーフティとか出せ」みたいに圧力をかけるっていう。びっくりして。多分ちょっと前にできたんだよ、何日か前に。それで支援協が5人ぐらい出てきてさ、いまやってるんだけど。そうすると金融機関もビビっちゃってるよね、そんなことないし。計画もなにも、「手ぶらでやりましょう、バンクミーティング」みたいな。「はあ?」みたいな。バンクミーティングになると、俺、寝れねえなと思ったの。資料、何十億かの会社だから、結構計画大変だと思ったら、「いや、もういいです手ぶらで。止めます」みたいな。すげえなと思って(笑)。

だから借りられなきゃ止めるっていうのもあるけど。ただ、それは超特殊な事例なんだけど、やっぱり、リスケジュール中に借りるとなると、いま悪いっていうのプラス、なんで借りたら回るんだっていう、どこから返済できるんだっていう、ちゃんとした計画をつくるってことだよね。そのへんができることというか、スタート。それって多分どこの企業でも言えて、ホントに経営環境がまったく変わったんで、事業計画を見直さなきゃいけないと思うんだよね。

いや、いまぐらいはガッツリまじめでいきたいですけど。ちなみに、いま、すごい具体的な現場での話って、すでに大久保先生たちは、クライアントさんって調達ガッツリしてたりするじゃないですか。っていうか、このタイミングでさらに借りたりとかするときって、ホントに具体的に、いままで借りてるところに行ったりするのか、公庫に行ったりとかっていうのって、具体的にはどういう動きしてるんですか?

基本的には既存行だよ、いままでの。のほうが早いじゃん、やっぱり。どこもコロナで貸してくれるから。だから、「こんな時代だから持っときたい」っていう話がいちばん多いかな。逆にいうと、コロナで借りるっていうことは悪くなってるから借りるわけで、新規行に借りに行きづらいよね、すげえ伸びてるビジネス以外は。

うん。だから既存行。だって、リスクあるところに「出してください」って言いに行くわけでしょ。それはやっぱり新規は厳しい。だから、セーフティ4号取れるとか、危機関連取れるとか、保証協会が取れるんだったらいけるけど、そうじゃなければ既存行でやってるよね。

で、戻ると、それはそれでやるんだけど、ちゃんと自社の計画をつくり直す。多分シナリオはいくつかあると思うんで、いまのこの段階だと。そのへんは見直して。で、逆にテレワークだとかになっていって、ホントにいろんなことが見えてきちゃったじゃない?

離れてやってるけどさ。でも、まあ、うちがどうとかいうよりは、どこの会社行ってもそうだけど、テレワークになったら特に事務系の人、明暗がはっきりしてきたというか、なんか、「やっぱヒマなんじゃん?」みたいな。

いや、でも結構そうなんだよ。うちも、それで雇用調整さ、売上も下がるからやるけど。寄せたら終わるじゃんとか。だから、通勤とかもしなくていいし、時短できるよね。通勤ってやっぱエンターテイメントだったよね。

そう思わない?だって、ホントは来なくてよかったのにさ、みんなで押し合いへし合い乗っかって、文句言いながら会社行って無駄なことをやるっていう世界だったんでしょ。それが行かなくてもできるやんって。ほとんどオンラインミーティングで済むじゃん。

なくなるよね。だから、クライアントとの関係性っていうかね、もうエンターテイメントでいいんだよ。会って飲むとか、メシ食うとか、ゴルフやるとかしか、やることなくなると思うよね。あとはオンラインでいいよね。

いやぁ、でも、今やらないと生き延びれないよ。経費削減。無駄なものを。たとえば営業できないなら、あんま見ないかもしれないけど、会計データの元帳を見て無駄な経費を削る。ホントに人がそんなに要るのかっていうのもね。もう、しょうがないよね。結局、いま、あれなんだって、引き抜きすごいやってるらしいよ。

逆に言ったら、だから、そういうやつらだけでよかったんだよ。優秀なやつらが少人数でやればよかったっていう話になっちゃうから。テレワークしてみたら「派遣いらねえじゃん」みたいなのとか。で、切られるじゃん。正社員になっても整理解雇が相当出ると思うよ。だから、ベーシックインカムみたいな……どっかで始まったのかな。スペインか。

そういう世界になるだろうし、そこで結構これ、再生のあるあるだけど、外から見たら「やめればいいのに」っていうのに、自分のなんかよくわかんない価値観でやめないみたいな。「なんでやめないんやろ??」みたいな、「いや、俺、言っちゃったしな」みたいな。でも、ここはね、もう腹くくってやるしかない。全部コロナ(笑)

でもホントにさ、向井さんとかに相談したほうがいいと思うけど、労働法がキツすぎるからさ。変な話、ポンコツにできればすぐにさ。それができないからって全体をつぶさなきゃいけないとか、いろんなことあるよね。もう、しょうがないよ。

「やっぱり、もうリストラするしかないよね」って言わない?言ってないか。まあいいや(笑)。で、そこで計画ひいて、抜本的にオフィスが必要なのかどうかとか、そうなると財務的にどうなのかっていう。で、オフィスに関していえば、一応国交省が「家賃下げてくれ」なのか「猶予してくれ」みたいなの出したから、文書を、そういうのを持って家賃交渉、特に店舗系はね。まあ、事務系でも行ってもいいと思うよ、べつに。いま、キャッシュアウトをいちばん下げなきゃいけないからさ。

そう。で、ホントに要らない人員も、いま要らないなら、まず雇用調整もらって、そのあとで整理解雇なのか何とかして……でも、助成金入ってくるまで時間かかるから、そこまで社員の給料が払えないとかになるんだったら、前回も言ったけど、ホントに消費者金融とかで借りてもらうとかね、極論を言ったら。あと、給料前借りのなんかあるじゃん、最近、仕組み、ああいうので社員に借りてもらって、その分を含めて返せばいいでしょ、助成金が出てから。まあ、それはあんまやっちゃいけないのかもしれないけど、でも、払えないならしょうがないじゃん、みたいなのはあるから。キャッシュフローだよ、やっぱね。

いったん、いま止めてくれるから。でも、それにはやっぱ計画をある程度つくらなきゃいけないんで、まずホントの自分の足元を見るための計画を。それから、そういうのを止めるための計画みたいな。それでホント経営改善をいましないと、コロナがまあ、何をもって終わりかわかんないけど、平時に戻ったとき、もう、いま拡大はできないわけだから絶対。そうすると固定費削減とか業務の効率化とか、たとえば販路とか顧客層を再検討したりとか、新サービス考えたりとか、そういうことに時間を使えるというところだと思う。調達以外でも支出を止めたりしながら、ビジネスモデルの構造を考え直すっていう時期だし、ここで多分ナタ振るえなかったら、このあとキツいんじゃない?っていう感じじゃないかな。もちろんビジネスモデルによるけど。ただ、こういう状態で耐えられなければいけないということも今回わかったと思うんで、そういう財務体質にしていくっていうことに真剣に向き合う時期なのかなっていうふうに……すげえマジメな人みたいになって、大丈夫かな俺(笑)