会計事務所で働く質問者さんは仕事が楽しくないそうです。大学在学中に漠然と税理士になりたいと思ったそう。いま新卒1年目ということは働き始めて約2カ月。大久保先生はその頃から仕事を楽しんでいたそう。どのようなモチベーションで仕事をしていたのでしょうか。(音声はこちらから。)

働き始めた頃、俺は何で楽しんでたかっていうと、そういう、なんか、こう、人の……要するに、もともとカバチタレ読んでなってるから、人の生き様とかが見れんのが面白れえなっていうので、入力しながらも、たとえば「土日の売上ってこんなに飲食店上がんだ」とか、そういうのは楽しんでたよ。で、帰ってから勉強してたからね。結構大変だったけど。

ただ、どうだろうね、顧客目線でいって「こういう人が税理士だったらいいな」っていうのは、やっぱ、なんていうの、さっきも言ったみたいに顧客のことをちゃんと考えられるというか、能力の差はあるにしろ、顧客目線で考えられるっていうことがあったりとか。まあ、ある意味謙虚だったりとかでもいいと思うけど。俺が言うかって話だけどさ(笑)。たとえば税務しか知らないけども、寄り添って「こういう人に相談したら?銀行のことは」とか言ってあげたらいいじゃん。できないんだから、できないことを。

そうそうそう、どこ行くんだろうと思いながら(笑)。で、それができないのは、俺、その当時、俺がやめたのはべつに嫌だったわけじゃなくて、「税務以外やんな」って言われたから、「アドバイスすんな」って言われたからさ。「いや、だっていいじゃん」みたいな。

環境が当時できなかったから。ただ、そういう意味で、できないことをできないって言ったのは、ある種……できなくても知ったかぶりして言うやつがいっぱいいるからさ。で、なんか偉そうに言われたらそうだと思うじゃん?「俺知りません」って言えばいいじゃん、銀行のこと知らねえなら。たとえば社労士とかのこともさ、給与とか、手広げすぎちゃって、いい人すぎちゃって手広げすぎて中途半端みたいなこともあるから。なんていうか、顧客にうそをつかずに寄り添うというか、そういう人が求められてる感じはするけどね。異常に能力高いからいいってわけでもないしさ、やっぱり。そんなにないしね、税務という意味では。

そう。それってやっぱ大手だったり財務戦略の中で税務って、再生とか、すげえ大事になってくるんだけど、だから税務は税務ですごい大事だけど、一般的な「これは交際費ですか?」みたいな話って、そんなに正直能力差ってあんまないと思って。変な話、美容室1店舗の税務顧問なんて、誰がやってもあんま変わんないもん。そこの差っていうのは、やっぱあれじゃない?より考えてるかじゃない?ただ単に処理するっていうんじゃなくて。

たしかに(笑)。俺も「書いていいのかな」っていうギリギリの……もう、でも言おうと思って、ぜんぶ裏ワザ公開していくっていう。これ、でもさ、嫌だよね、銀行とか入ってたら嫌だよね。見えないからさ、誰が入ってるか。

悪いことは言ってないよね、うん。だから、たぶんね、辞めたほうがいいと思う。
あ、ただね、2科目受かってるから向いてなくはないと思うんだよ。受かんないやつはいっぱいいるから。簿財受かってれば、そんなに向いてないこともないと思うんで。なんで本当になりたいのか、これを機会にちゃんと考え……何が楽しくないのか、本当に楽しくないのかだよね。そこをもう1回、いまのやってる仕事を見直して、帳簿つけてるとかつくってるって思うからそうだけど、それが顧客の何の価値があるのかっていうのを、そのデータをもとに考えてみて、それが本当に興味ないならやめたほうがいいと思う。俺に聞くならね。「作業できればいいよ」っていう話だったら、他の既存税理士に聞いてもらえばいいと思うけど、この角度でいうと、いま本当に自分が扱ってるデータの大事さとかに気づくなら、仕事は面白いはずだよ。