「では。マネジャー。どうしたら良いのでしょうか?」
と、問いかけるKさん。
Nマネジャーは意気揚々と答えます。
・初めにみんなが話しやすいようにアイスブレイク(雑談)の時間を入れようか?
・リアルの場以上に、長い時間反応を待つのはどうかな?
・一人1回は発言することをルールにしても良いね!
Kさんの弾んだ「ありがとうございます!」の声とともに、話は当初の内容に戻ってきたのでした。
いつもより短時間で打合せが終わった後に、わたしは別件のためにKさんと二人で別室に移動しました。
すると。
「さっきのマネジャーの話。僕、出所知っているんです」「週刊〇〇に載ってた記事の丸パクりでした笑」とニヤリ。
続けて彼が言ったことが秀逸でした。
「丸パクりだろうが、知っている内容だろうが、オリジナリティなんてなくても別に良いんです」
「人の言葉をパクっちゃダメなんて決まりはないですし」
「何よりも僕の悩みに対して “その場ですぐ気にかけてくれた” ことが嬉しいんです。マネジャーの優しいところなんです」と。
日頃からの良好な関係が目に浮かぶコメントでした。
管理職研修などで「部下とのコミュニケーション」においては
・意義や意味を問うてみる
・声をかける時タイミングを考える
・表情や声のトーンに気をつける
・内容はシンプルにわかりやすく
などなど。「上司として配慮するポイントは多数あります」なんて講師が伝えるより、
「目の前の相手が困っていたら、誰かの受け売りだろうが声をかける!」ことが大切ですね。
最後にKさんはもう一言。
「マネジャーの話を食い気味で聞いておけば、打合せも早く終わるでしょ笑」またもやニヤリ。