【大手の作法/029】おサボりはご一緒に

尊敬するオジサマに聞いてみると?

以前こちらにも登場いただいた「尊敬するオジサマ:大手経営者(お作法23)」に話を伺ってみました。

すると違った切り口からのお言葉が。

オジサマ(Hさん):
「部下や後輩に携わる者にとって肝に銘じてほしいことがあるんだ」
それは「一緒にサボることは一緒に仕事をするのと同じくらい尊いものなんだよ」と。

たかまつ:
「どういうこと??」

オジサマ(Hさん):
「例えば、部下や後輩からちょっと息抜きしませんか?とサボりにも似た時間を誘われることってあるだろう?」

「相手にとって“役職やうわべだけの上司や先輩”だったとしたら、わざわざ一緒にサボろうだなんて言いにくるワケもない」

「そもそもそんなヤツらと一緒にいる時間を増やすことなんて、苦痛であって息抜きになんかなるワケもない」

「だから部下や後輩からサボろうって声をかけられたら、それは喜ばしいことなんだよ。サボりすぎは良くない。でもサボらなすぎはもっと良くない。大人のゆとりが生まれないだろ。サボらない人間なんて俺は信用しないぞ。俺も頑張ってサボる時間を作っているもの笑」と。

さらに続けて。
「部下から声掛けられたサボりなら、徹底的に付き合うんだよ」
「そこには仕事にも活かせるヒントがたくさんあるハズだからな」と。

最後にHさん。
『これまで楽してさ。で、今も働かないようなヤツらにとっては、しんどい時代が来るよ。「人生楽ありゃ苦もあるさ。泣くのが嫌ならさあ歩けぇ~」ってな。』

なんだか素敵な話を聞かせていただきましたが、そもそもの「働かないおじさん」の働き方改善にはつながりづらいお言葉でした笑

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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