【大手の作法/030】世界のお金を語り、本音をつかめ

平成元年。日本企業躍進の要因は?

とある大手メーカーの方々との会話で、その要因をうかがうと。
「日本的経営」や「現場主義」などのフレーズが挙がってきました。

たかまつ
「日本的経営の三種の神器は今の時代にはフィットしづらくなりましたが “現場主義” というフレーズはメーカー経営陣の多くが、未だに好んで使っていますよね?」

大手メーカーSさん
「現場の課題解決を今後の飛躍につなげたいとは思っているのでしょうが、、」
「ウチの場合。現場の想いや実情に寄り添うどころか、それとは乖離した経営判断が横行しているようにも感じます。。」
「現場の想いや情念に寄り添うことは “現場迎合主義だ” “甘えだ” と。聞く耳すらありません。。」

こんなやりとりから、企業や組織が抱える課題や人の悩みをうかがい知ることもできます。

効率的に収益を上げる経営には “非情な決断”も必要かと思います。
しかし、現場の想いをつかまない経営は、収益や時価総額を上げることだけを目指す単なる数字稼ぎのようにも映るのです。。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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