【大手の作法/043】考えるを考える

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法: 考えるを考える

先日、大手食品メーカー、経営企画部門の
Yマネジャーと入社3年目の若手Mくんと
食事をご一緒しました。

「最近Mくんが伸び悩んでいるのです。
気晴らしもかねて食事に誘ったのですが、
高松さんも付き合ってもらえますか?」

と、お誘いいただいたこともあり、
Mくんの様子をうかがっていました。

すると、

『経企に異動してから、周りの人に
「もっと考えろ」「もっと頭を使え」と
言われ続けているのです、、』

「自分では頑張って考えているつもり
なのです。。」

『それなのに「まだまだ考えが足りない」を
繰り返されると、、』

『もう何が何だかわからなくて、、
いったい「考える」って何をどうしたら
良いのでしょうか??』

悩みを一気に話し出したのです。

多くの方々が同様の悩みを抱いたことが
あるのでは?

「僕も若手時代、同じく苦労したよ」
「自分の頭で考え続けることって
とても大変だよね。だからこそ大切だよね」

昔を思い出すように、
悩むMくんに寄り添う高松。
我ながらなかなか素敵です。

柔和な表情で相槌を繰り返し、
Mくんの現状や立ち位置に配慮しつつ
次の言葉を待つと。。

「で、結局、、
高松さんはどう改善されたのですか?
具体的に教えていただけると助かります」

と、克服した方法や経験を
わかりやすくお披露目してほしい、
という質問をいただいたのでした。

→次頁は「『考える』とは何をすること?」

1件のコメントがあります

感想・著者への質問はこちらから