このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法: ユーモアのすゝめ
先日、とある大手さんで打合せをしていると、会議室に「ユーモアのすゝめ」なる張り紙を目にしました。
見ると。
「職場を明るく!」のキャッチの後に、以下の5ヶ条が。
- 個人情報や会社の機密漏洩、ハラスメントなどコンプライアンス違反にならない、疑われないもの
- 相手や第三者を傷つける恐れのないもの
- 誰もが簡単に理解できるもの
- 自分を卑下しすぎないもの
- 職場を明るい雰囲気にするもの
制限があるのは理解できますが「誰にでも理解され、そのうえで、職場を明るくするユーモアを発する」というのは、些かハードルが高いようにも感じます笑
かつて異業種交流会にて、アサヒビール会長の泉谷さんの講話を拝聴した際にも「仕事をするうえで、笑いやユーモアは大切な役割を果たす」とお話されていました。
そして乾杯の挨拶では、
「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯愚か者のままだと言われます」
続けて、
「アルコールは、もしかしたら人類最大の敵かもしれません。でも、聖書にはこう書いてあるじゃないですか。『汝の敵を愛せよ』と」
「乾杯!!」のかけ声で、会場はとても盛り上がりましたが、、
16世紀の思想家マルチン・ルター、そして20世紀音楽シーンを代表するフランク・シナトラの名セリフを知らなかった高松は、近くで話す先輩方の会話を盗み、そのユーモアの真髄を噛み締めたのでした。教養が欲しいです。。