ネットの履歴書
第62回『動画ビジネスの未来』

ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第62回『動画ビジネスの未来』

 

安田

ホリエモンが自分で肉をさばいてる動画って、ご存知ですか?

三澤

いえ。確かステーキ屋をやってるんですよね。シャトーブリアンでしたっけ?

安田

はい。高級ステーキのカツサンド。立ち食いとお持ち帰りの店。

三澤

すごく高いんですよね。

安田

2万円って言ってました。

三澤

立ち食いで2万はすごいですね。

安田

その集客が目的だと思うんですけど。

三澤

肉をさばく動画ですか。

安田

肉をさばくって言うと「切り分ける」みたいなイメージでしょ?

三澤

違うんですか?

安田

肉って切り分けられるまでに、ものすごい下処理がされてるんですよ。筋をとったり、余計な脂肪をとったり、部位ごとに切り分けたり。

三澤

それをホリエモンがやってるんですか?

安田

そうなんですよ。面白いでしょ。

三澤

面白いですね。

安田

肉の下処理って、誰がやってるか分からない裏方の仕事だったんです。

三澤

はい。そういうイメージです。

安田

ところがその動画がYouTubeですごく再生されてて。

三澤

でもそれはホリエモンだからじゃないですか?

安田

いや、ホリエモンじゃない肉動画もかなり再生数が多いです。

三澤

興味深いですね。

安田

「リブロースの取り出し方」とか「ヒレ肉の磨き方」とか。

三澤

磨くんですか。

安田

余計な部分を取り除いて、綺麗に下処理することを「磨く」と言うそうです。

三澤

へえ〜。

安田

じつは私、肉さばき動画が大好きでして。

三澤

安田さんっぽいですね(笑)

安田

家でそればっかり見てるんです。そしたら、たまたまホリエモンが出てきて。「すごいなぁ」と思ったわけです。さすがホリエモンだと。

三澤

何がすごいんですか?

安田

肉の下処理って、それ専門の職人さんがやるわけですよ。普通は。

三澤

そうでしょうね。

安田

ずっと動画を見てると「うまい職人」と「普通の職人」の違いが分かってくるんです。

三澤

それは包丁さばきみたいな?

安田

まさに包丁さばき。みんなそれなりに上手なんですけど、中にすごい人がいるわけです。で「この人めちゃくちゃうまいなぁ」って感動する。

三澤

へぇ。

安田

そうすると、その人指名で「この人がさばいた肉を仕入れたい」みたいになってくるだろうと。

三澤

寿司屋はそういう流れですもんね。

安田

そうなんですよ。寿司屋さんも「仕込みの動画」が集客につながるじゃないですか。

三澤

そうなってますね。

安田

すごく手間暇かけてる「仕込みの動画」を見てると、食べたくなってくる。

三澤

はい。なります。

安田

肉も同じで「この人がさばいた肉」を仕入れたいとか。「〇〇さんがさばいたイチボステーキ」みたいなブランドになっていく。

三澤

いずれそうなるでしょうね。

安田

「ビジネス動画もついにここまで来たか」って感じです。

三澤

なるほど。それでホリエモンが自ら肉をさばいてると。

安田

まあ素人ですけど、それなりに上手なんですよ。

三澤

へえ。ホリエモンもいろんなことやりますね。

安田

すごいですよね。ロケット飛ばしたり、肉をさばいたり。

三澤

お肉をさばく動画自体が増えてるんですか?

安田

最近すごく増えてます。焼肉屋さんとか、畜産業者さんとか。

三澤

なるほど。

安田

誰がさばいたかで価値がつく時代になっていく。

三澤

日の目を見なかった裏方職人の方が、動画のおかげで表に出てくると。

安田

はい。新たなブランドというか、もはや新たな職業になっていく。

三澤

YouTubeもビジネス動画が増えてきましたね。

安田

逆にエンタメ系はもうレッドオーシャンです。カメラにも、セリフにも、編集にもこだわらないと再生回数が増えない。

三澤

「いかに面白く飽きさせないか」が勝負ですから。

安田

広告で稼ぐならそれが必須です。でも集客として考えるなら全く状況は変わる。

三澤

そうですね。

安田

ひたすら肉を切ってる動画でも、そこそこ再生されれば十分に元が取れる。しかも結構再生されるんですよ。これって視聴者の傾向が変わってきたんですか?

三澤

マニアックなビジネスが東京で成り立つのと同じですね。ネットは人口が圧倒的に多いので、そういうマニアックな動画を好む人が一定数いるわけです。

安田

なるほど。で、そういう人たちがわざわざ遠くからお店にやってくると。

三澤

世界中からきますね。YouTubeって世界メディアなので。

安田

たしかに。

三澤

肉をさばいてる動画なんて僕は見たいとは思わないですけど。見たいっていう人が何千人にひとりいれば結構な再生回数になります。

安田

商流が完全に逆転しましたよね。「この職人がさばく肉を仕入れたいから、この問屋で買う」とか「この営業マンがいるから、この会社に発注する」とか。

三澤

営業は完全にそういう流れです。見込み客やフォロワーをたくさん抱えている人が会社に重宝される。

安田

営業は分かりやすいですけど職人さんも絶対そうなりますよ。

三澤

なる可能性は高いですね。

安田

動画を見て「この歯科技工士さんが作った被せ物を入れたい」とか。

三澤

あらゆる分野で起こると思います。「この人が接客してくれる店に行こう」とか「この人がつくったハイボールが飲みたい」とか。

安田

これまでは発信の敷居がそれなりに高かったじゃないですか。たとえば文章を書くのが上手いとか。しゃべりが得意とか。

三澤

安田さんは上手ですもんね。

安田

「安田さんだからできるんですよ」って言われることが多かったです。でも今や「肉をさばいてる」だけでブランドができちゃう時代。

三澤

動画が主流になったからですよ。

安田

みんな撮影も上手ですし。

三澤

スマホ世代には普通のスキルですから。

安田

小学生でもビジネスができる時代ですよね。

三澤

じっさい小学生のユーチューバーが何十億も稼いでます。

安田

でもユーチューバーはあくまでもネット広告で稼いでるわけでしょ。これからは動画を使って「まったく違う稼ぎ方」をする小学生が出てくるかも。

三澤

間違いなく出てきます。お金の稼ぎ方が劇的に変化しますよ。

・・・次回へ続く・・・

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