第44回 庭づくりの全国出張、承ります。

この対談について

庭師でもない。外構屋でもない。京都の老舗での修業を経て、現在は「家に着せる衣服の仕立屋さん(ガーメントデザイナー)」として活動する中島さん。そんな中島さんに「造園とガーメントの違い」「劣化する庭と成長する庭」「庭づくりにおすすめの石材・花・木」「そもそもなぜ庭が必要なのか」といった幅広い話をお聞きしていきます。

第44回 庭づくりの全国出張、承ります。

安田

この対談を読んでくださっている方の中に、direct nagomiさんに庭づくりをお願いしたいという方もいらっしゃると思うんです。でも、お受けできるエリアには限りがありますよね。遠方だとやっぱり難しいですか?


中島

いえいえ、ご依頼いただければ、出張という形で対応させていただきますよ。

安田

おお、お願いできるんですね! じゃあ美濃加茂市に移住しなくても、中島さんの作るお庭のある家に住むことができると(笑)。もちろん交通費などはプラスでお支払いが必要でしょうけど。


中島

そうですね。距離によって交通費や宿泊費などの追加費用をいただくことはあります。とはいえ、岐阜から車で2時間以内であればそういったものも必要ありません。

安田

なるほど。ちなみに、交通費や宿泊費がかかる距離の場合は、実際どれくらいのプラスになりますか?


中島

そうですね、通いで行ける場合は交通費と諸経費でプラス1割くらい、宿泊が必要な場合はプラス2割くらいになります。

安田
なるほど、わかりやすいです。でも、宿泊が必要になると、やっぱり中島さんは大変ですよね。できるだけ近隣で済ませたい、という気持ちはないんですか?

中島
いえ、全然そんなことはありません。僕としてはワクワクするお庭が作れれば、どこでも行きますという気持ちです。ちなみに今度中国に造園の手伝いに行くんですよ。
安田
へぇ、中国地方ってことですか?

中島

あ、いえ、チャイナの方の中国です。

安田

海外もありなんですか! この対談の読者さんは「美濃加茂市か……せいぜい岐阜県内じゃないと受けてもらえないんだろうな」と思ってる人が多いと思いますよ。


中島
いやいや、ご依頼いただければどこでも行きます。私自身、遠方の事例も増やしていきたいと思っていますから。
安田

全国に中島さんの手掛けたお庭が増えていくわけですね。ちなみにご依頼する場合は、ある程度の広さがないと難しいですよね。


中島

100坪の敷地で建物が40坪として、お庭が60坪くらい取れれば、良いプランが作れると思いますね。

安田

なるほど。ちなみに今までで一番広かったお庭ってどれくらいだったんですか?


中島
大きな枯山水とバラ園のあるお庭」がだいたい270坪くらいですね。敷地全体としては350坪くらいありましたので、全体をまとめるコンセプトから考えさせていただきました。
安田
たしか表と裏で雰囲気の異なるお庭を作られたんですよね。「そんな発想があるのか!」とすごく印象に残っています。

中島

ありがとうございます。僕としてもすごくやりがいのあるお庭でした。

安田

広さの他には何か条件はあるんですか? こういうお庭は難しいとか。

中島

せっかく追加の費用をかけて呼んでいただくなら、しっかりとプランを作らせていただきたいので、細かい指定があるよりは、ある程度お任せいただけると嬉しいですね。

安田

ああ、なるほど。「言うとおりに作ってくれ」という依頼は受けられないと。つまり、中島さんに「こういうお庭はどうですか?」と提案してほしい人ということですね。

中島

そういうご依頼の方がお役に立てるかな、と思います。あとは家を建てる前に、早い段階で声をかけていただけるとありがたいです。「建物がもう少しこっちに寄っていたら、こういう作り方ができたな」ということも多いので。

安田

そうか、建て始めたらもう動かせないですもんね。建物の図面ができて、着工前の段階であればまだ修正がきくと。

中島

ええ、そのタイミングであればベストな提案ができると思います。

安田

「お庭の広さ」と「プランをお任せしてくれる柔軟さ」と「依頼のタイミング」という条件が揃えば、中島さんにお願いできるかもしれないわけですね。興味ある方はぜひお問い合わせしてみてください!

 


対談している二人

中島 秀章(なかしま ひであき)
direct nagomi 株式会社 代表取締役

Facebook

高校卒業後、庭師を目指し庭の歴史の深い京都(株)植芳造園に入社(1996年)。3年後茨城支店へ転勤。2002・2003年、「茨城社長TVチャンピオン」にガーデニング王2連覇のアシスタントとして出場。2003年会社下請けとして独立。2011年に岐阜に戻り2022年direct nagomi(株)設立。現在に至る。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

Twitter  Facebook

1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

感想・著者への質問はこちらから