「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第117回 通い続けたいと思える飲食店の特徴

ちょっと前に、中辻さんオススメのお寿司屋さんに連れてっていただきましたね。ありがとうございました。

そうなのかもしれません。安田さんとご一緒したのは『鮨 一二郎(いちじろう)』さんというお店でしたけど、大将のお人柄がすごく好きで。創作系のお料理にもすごく前向きで、訪れる度に全く違う味も楽しめたりして。そういう向上心も素晴らしいなと。

香水がキツい人ですね。私も香水は好きなんですけど、ご飯を食べに行くときはつけないようにしているんですよ。せっかくお料理を楽しもうと入ったお店で、プンプンに香水のニオイが漂ってくると嫌だなぁと思っちゃいます。

やっぱりそうでしたか(笑)。ちなみにいわゆる「コスパ」も意識しています?

ですよね(笑)。私も外食するのは特別感や幸福感を得たいからなので。だからお金がない時には、安さを重視したお店に行くんじゃなくて、外食自体を控えるようにしています(笑)。と言っても、私はお酒も飲まないしブランド品を買い漁ることもないので、ご飯だけには結構お金をかけているかもしれないですね。

ありがとうございます(笑)。やっぱりいいお店って、大将や店員さんの振る舞いやちょっとした心遣いで、こちら側もすごく幸せな気分にしてもらえるじゃないですか。そういう押し付けがましくない「親切心」や「思いやり」は、自分もぜひ身につけたいと思いますね。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。