「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第180回 中辻麗の「人生最大の贅沢」とは

うーん、なんやろうなぁ…。「死ぬ時に笑っていること」とかかな(笑)。なんて言うか、前に安田さんが「ある程度のお金を手にしたら物欲はなくなっていく」って仰っていたと思うんですけど、めちゃくちゃよく分かります。

なるほどなるほど。実は冒頭の質問の答えとして、「家を買ったこと」とか「高い食事をすること」というような答えを想像していたんです。でも中辻さんにとっては、今の立場だと仰っていたのは、ちょっと意外でした(笑)。

そうでしたか(笑)。なんか、私自身、自分にはもったいないポストやなといつも思っていまして。もちろん仕事をしている上での自分の判断とか決断については自分自身も信頼しているんですけど、人間としてはまだまだ未熟な部分がいっぱいあるなあと反省する日々です。

いやいや、会社を大きくして、オーナーさんに利益をもたらせているわけですから十分だと思いますけどね。でも例えば高い食事を食べられたり、ペットをたくさん飼えたりっていうのは、生活に余裕があるからこそじゃないですか。それでも中辻さんにとって贅沢ではない?

あはは(笑)。たぶん高校に行かなくなって妊娠して…みたいなところまではよくあるストーリーなんです。でも一緒にお仕事している方たちは皆、「そこからどうやって経営者になったの? その道筋が全然分からへん」って言いますね(笑)。

だからやっぱり、娘を出産したことだけでなく、安田さんや久保さんに出会えた辺りから私の人生ってワーッと変わっているので、総じて、今のこの環境が私にとって一番の幸福であり贅沢だ、って思います。

いやいや、学歴とか何歳で出産したかとかは関係なく、中辻さんには事業を任せたら絶対に儲けてくれる素質があるんです。だから早めに経営者にしておかないと、絶対誰かに取られちゃうよって久保さんに言ったんです。結果的に、今はまさにWin-Winの関係になっているわけで。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















